*魂の次元* (by としべえ)

肩から力を抜いて、自由に楽しく生きる。

SNS時代のブログ論 -- あるいは、布団から足を出して寝ると平家の落武者に足を奪われるのか?

みなさん、すでにご存知のことと思いますが、はてなブログで、もうじき個人の営利利用が可能になります。

2019年10月1日より、はてなブログの個人営利利用を許諾します - はてなブログ開発ブログ

今までも副次的な収入ならば問題なかったのですが、今後は収益を主目的にしたブログも可能になるわけです。

そこで今日は、はてなブログのこの方針変更を踏まえて、

  • なぜ人はブログに記事を書くのか、そして、
  • 記事を書くとき報酬はそれにどう影響するのか、

をつらつらと論じてみようと思います。

「優れたコンテンツを生み出す原資として収益は不可欠なもの」だって?

さて、はてなからの個人営利利用解禁のお知らせには次のように書かれています。

近年ではアフィリエイト広告掲載の意義が広く認知され、個人が収益を意識してブログを運営することは一般的なものとして浸透しており、優れたコンテンツを生み出す原資として収益は不可欠なものとも考えられるようになっています。

「優れたコンテンツを生み出す原資として収益は不可欠なものとも考えられるようになっています」なんてのは、ウィキペディアなら
「誰によって?」
と書かれてしまいそうな文章です。

このことについてid:fujipon さんが
・[:title]
という記事で、

 これに関しては、半分賛成、半分反対、という感じなんですよ。
 僕はけっこう長い間ブログをやっていて、Google AdsenseやAmazonである程度の収入を得ています。
 そこで実感しているのは、「人は、一度定期的に収入を得てしまうと、それを失うことのストレスが大きい」ということなんですよ。

と書いています。

要は「収益があることはブログを継続する動機になる」ということです。

けれども、同時に

 なまじっか「稼げる」「これまでの収入を失いたくない」ために、検索順位だけは高い、クリックした人をムカつかせるコンテンツが粗製乱造されていく。

といった悪影響についても懸念されています。

つまり、ブログから得られる収入は
「毒にも薬にもなる」
というわけです。

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SNSの登場で、誰もが気軽に情報発信できる時代になった。

fujiponさんは、こうも書いています。

 ブログやSNSが起こした、いちばん大きな「革命」というのは「それでお金が稼げるようになったこと」ではなくて、「お金にならない個人の言葉や文章が、多くの人に読まれる可能性ができたこと」なんですよ。

これは本当にそうですよね。

スマホが普及し、フェイスブックやツイッターがごく普通に使われるようになって、ネットに書くことの敷居は実に低いものになりました。

ブログも含めて、無名の一個人が情報を発信して、それを不特定多数の人に読んでもらえる可能性があり、またたとえ多くの人には届かなくても、現実の世界では知り合えないような人と交流ができるという事実には、あなたの人生を根本から変えてしまいかねない潜在力があります。

収入などにこだわらず、楽しく記事を書いていきたいものではありませんか。

そうは言ってもお金もほしい。ぼくも本音はそんなとこです、笑。

ネット上に言葉を紡ぎ、人とやりとりをし、あるいは作品を発表する。

その理由は人それぞれでしょう。

お金を稼ぐために情報発信する人を否定するわけにもいきません。

note.muのような、個人がコンテンツを簡単に売買できるようなシステムが社会的認知を拡げるにしたがって、SNS世代の人たちが大量に「ブログ界」に参入してきているのが現状でしょうか。

その記事の多くは、fujiponさんが言うように「大学サークルの勧誘会」のようなものであって、読んでおもしろいテキストではないかもしれません。

でも、それもまた一つの時代の流れであって、今は大きな流れの影になってはいても、お金とは関係ないところで、肩の力を抜いて書き続けてる方もいらっしゃいますよね。

fujiponさんの記事は、次のように結ばれています。

 もちろん、お金になればラッキーではありますが、僕がなんとか「お金になる仕事」を現実で続けていられるのは、こういう場所があるからなのです。

 こういう時代だからこそ、「お金のためじゃないブログ」は、けっこう楽しい。

確かに、fujiponさんのブログは「お金のため」のブログじゃない。

だから安心して楽しめます。

ぼくの場合は、fujiponさんよりもだいぶ収入を意識しすぎかなと反省して、fujiponさんの子ども時代のように「布団から足を出して寝ると平家の落武者に足を奪われるのだろうか」とラチもないことを考える時間でも作って、のんびり記事を書きたいと思います。

てなところでこの記事はおしまいです。
それではみなさん、ナマステジーっ♬

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