*魂の次元*

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錯覚資産を増やすよりも10,000倍大切なこと - あなたの錯覚負債メガトン級ですよ♬

今(2018年8月)アマゾンでバカ売れしている
『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」できまっている』(2008 ダイヤモンド社)
みなさんはもう読まれましたか?

著者のふろむださんは、「分裂勘違い君劇場」という知る人ぞ知るモンスターブログの書き手なのですが、この本では、大学で専攻した心理学の知識をもとに、さまざまなデータを駆使し、

  • 社会で成功するためには「錯覚資産≒人を勘違いさせる能力」がものをいうのだ、

ということを、実社会での豊富な経験も交えて、大変わかりやすく解説してくださっています。

「錯覚資産」というのはふろむださんの造語で、心理学の世界では有名な「ハロー(後光)効果」に代表される、自分が有利になるように「人に錯覚してもらう」能力を経済学的な「資産」に見立てたものです。

人間なら誰でも落ち入ってしまう「思考の錯覚」が「資産」になりうるとすれば、どうしてそんなことが可能なのか、そしてそれをどうやって使えばいいのかを知ることは有意義に違いありません。

「錯覚資産」を十分理解し、使いこなすことの重要性については、ふろむださんの著書
『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」できまっている』(2008 ダイヤモンド社)
を読んでいただくとして、この記事では、

  • 錯覚資産の裏に隠されている、
  • あなたの人生を根底から変える力を秘めた、
  • 錯覚負債とは何なのか、

を簡単に書いてみたいと思います。

錯覚負債とは何か? 錯覚資産を気にするよりも前に考えるべき「錯覚負債」の重要性

「錯覚資産」とはある意味「はったり」の力とも言えます。

あなたにどんなに実力があっても、その実力を他の人に認めてもらえなければ「宝の持ち腐れ」ですから、そのためには「はったり」を使ってでも、あなたの実力を誰かに「使ってもらう」必要があります。

あなたが社会的に「成功」したいと思い、その「成功」のために自分のスキルを上げようと真剣に願うのであれば、この「はったり」の心理学と経済効果をよく知ることは、素晴らしい武器となることでしょう。

けれどもここでよく考えてほしいのは、

  • 「社会で成功する」って、そんなに簡単なことじゃないよね、

っていう、すんごく当たり前の話なんです。

あなたは「成功するために毎日努力するタイプ」の方ですか?

もしそうなら、
『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」できまっている』(2008 ダイヤモンド社)
を今すぐ買って勉強し、実践したら、役に立つこと請け合いです。

そうでないならば、あなたにとっては錯覚負債について知ることのほうが、「はるかに重要」になってくるかもしれません。

「錯覚資産」は、

  • 「自分が有利になるように『人』に錯覚してもらう能力」

のことでした。

これに対して「錯覚負債」は、

  • 「自分が不利になるように『自分で』錯覚してしまう『負の能力』」

のことです。

ぶっちゃけた言い方をしてしまえば、

  • あなたの人生、「自分にとって損な思い込み」でいっぱいじゃないですか?

ということです。

  • 自分の能力に限界を設定して、現状に甘んじたり、
  • 自分が変われば改善できる人間関係を、相手が悪いんだと思い込んで、そのまま放っておいたり、

変えちゃったほうがいい「損な思い込み」って、相当あるんじゃないでしょうか。

というようなところから、どうして錯覚資産を増やすよりも錯覚負債を減らすほうが大切なのか、もう少し詳しくみていきましょう。

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人はなぜ「錯覚資産」に魅力を感じてしまうのか。プロスペクト理論の恐ろしさについても一言

みなさんは、プロスペクト理論をご存知でしょうか。

「人は得をするよりも、損をしたくない思いの方が強い」

というのが、この理論の一つの説明*1なのですが、これは心理学に基づく現実的な理論として、1979年にダニエル・カーネマンとエイモス・トベルスキーによって提唱され、 カーネマンはこれによって2002年にノーベル経済学賞*2を受賞しています。

プロスペクト理論について、ここでは詳しい説明はしませんが、普通の金銭感覚しか持っていない大多数の人間が、

  • なぜお金について合理的な決定ができないのか

が、はっきり分かってしまう大変「恐ろしい」理論と言えます。

というのは、数学的には「明らかに損な選択」を、多くの人たちが自然に選ぶことが、この理論によってはっきり分かるからです。

ここで、先ほどのプロスペクト理論の説明を「錯覚資産」に合うように言葉を変えてやると、

  • 人は「目に見えない負債」を減らそうという気持ちより、「目に見える資産」を増やしたいという気持ちのほうが強い、

ということになります。

つまり、

  • 「錯覚資産」をこうやって増やそう、

という「景気のいい」話に、どうしても人間は心を奪われてしまうのですが、その「こうやって」の部分の実行は、多くの人にとって

  • 「難しい割に効果が出ない」

ため、せっかく素敵な本を読んで、

  • 「目から鱗が落ちた! 錯覚資産を増やすぞ!!」

と思って、そのときはドーパミンがどばっと出まくって幸せになれたとしても、その幸せは長続きしないのです。

とりあえず「錯覚資産」を増やそうと少しばかり努力しても、なかなか効果が表れないのでじきにあきらめてしまい、結局のところ自分の人生の成功にはつながらず、「あら、残念でした」で終わってしまうわけです。

「『錯覚負債』の棚卸し」こそがあなたの人生を幸せにする

「錯覚資産」ってなんだろうと思い、この記事を読んでいるあなたは、いろいろなものに興味を持ち、自分の人生をよりよいものにしていきたい、というポジティブな感覚の持ち主に違いありません。

あるいは、別のあなたの場合は、今の自分の人生に満足できず、なんとかそれを変えたい、と思っていることでしょう。

そのとき、

  • なにか自分の人生に「プラスになるもの」がほしい、

と考えるのは、人間心理から言って当然のことではあるのですが、

  • 人生にとって本当に重要なのは、実は悪い習慣をやめることなのだ、

ということがここで「錯覚負債」のことを強調する理由なのです。

あなたの思い込みによって背負い込んだ、本当は「ありもしない」負債によって、あなたの人生は知らず知らずのうちに、あちらでもこちらでも縛られて、不自由なものになってしまっています。

そうした「錯覚負債」を棚卸ししてこそ、あなたは身も心も自由になり、前向きで幸せな人生を送れるようになるのです。

あなたは、人に合わせすぎていませんか?

がんばりすぎてはいませんか?

毎日がつまらなくて、元気のない日々を送ってはいませんか?

上司や親兄弟、あるいはパートナーとの関係はうまくいっていますか?

「人に合わせなくてはいけない」
「がんばらなくてはいけない」
「つまらなくても、今の生活を変えるわけにはいかない」
「人間関係で悩んでるけど、変えようがない」

こうした「負の思考パターン」をあなたは

  • 「事実」だと思い込んでいる

かもしれませんが、こうしたものはすべて「思考の癖」、「思考の錯覚」にすぎませんから、「錯覚負債」だと認識してしまえば、

  • ぜんぶ「棚卸し」してしまうこともできる

のです。

一言で「錯覚負債の棚卸し」と言っても、それはもちろん一朝一夕にできるものではありません。

地道にこつこつと、一つひとつやっていくしかありませんから、意志の力は必要です。

けれども、「錯覚負債」をそのままにしておいたのでは、そこにいくら「錯覚資産」を増やしてみたところで、

  • 穴の開いたバケツに水を汲むようなもので、無駄な努力になりかねませんし、
  • ブレーキを踏みながらアクセルを踏み込むような、危険な人生にもなりかねません。

まずは自分の「錯覚負債」をきちんと知ることをおすすめするゆえんです。

「錯覚負債の棚卸し」のための基礎体力をつけよう - 呼吸と瞑想とマインドフルネスの科学

ふろむださんの「錯覚資産」の話でも、

有害な思考の錯覚に思考を蝕まれていても、本人は、それを自覚できない

ということが強調されています*3

つまり、「錯覚資産」を使いこなすためにも、「錯覚負債」を棚卸しするためにも、まずはこの

  • 「自覚できない」はずの「思考の錯覚」に気づくだけの「基礎体力」が必要だ

ということになります。

そのための一番単純な方法が「呼吸に意識を向ける」瞑想法です。

人間は様々な思い込みに縛られて「自由な思考」ができず、「思考の錯覚」の「巨大な檻」に囚われて生きています。

この「自覚できない」はずの「思考の錯覚」に気づくためには、論理的な思考の訓練も役には立つのですが、いくら頭がいい人でも「思考の錯覚」から逃れられないことを考えれば、「論理の訓練」だけでは足りないことが自ずとしれます。

人間の思考は、情動に左右されます。

あなたは怒っているときに冷静な判断ができますか?

あるいは、嬉しいことがあって気分が舞い上がっているときに、普段ならしないような大きな買い物をしてしまったことはありませんか?

わたしたち人間の怒りや喜び、悲しみといった情動は、生理学的な快・不快の感覚と結びついており、情動の処理を司る脳内の扁桃体という部位がわたしたちの「思考」に大きな影響を与えているのです。

このとき、瞑想の練習をすることによって、自分の体の状態を正確に把握することができるようになると、自分が今「情動の支配下」にあるかどうかが、冷静に判断できるようになりますから、最終的には

  • 情動に支配されている「思考の錯覚」から自由になり、
  • 「錯覚負債」を棚卸しする、

という目的がかなうことになります。

まずは三回の深呼吸から。奥深いマインドフルネスと瞑想の世界へのご招待

マインドフルネスという名前で、ビジネスの世界でもよく知られるようになった瞑想の技法ですが、ここではその初歩中の初歩として、いつでもどこでもできる、

  • 「三回深呼吸」

について書いておきます。

マインドフルネスの基本的な考え方は、

  • 「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」

にあります。*4

これを呼吸に注意を向けることで、特別な時間を取らずに、いつでもどこでもできるようにしたのが「三回深呼吸」です。

やり方は本当に簡単そのもの、

  • 三回ゆっくりと、鼻から息を吸って吐くだけです。

体の問題で鼻呼吸ができないなど場合は、口からでもよいのですが、基本は鼻になります。また、吐くときは、お好みによって口から吐いてもかまいません。

ようは自分が楽にできるようにやることです。

朝起きたときや、夜寝る前に、寝床の中で寝たままやってもいいですし、通勤通学のちょっとした時間や、買い物のときのレジの待ち時間、あるいはトイレに行ったときなど、いつでも思いついたときにやってみるのがおすすめです。

慣れてくれば、三回に限らず、五分でも十分でも簡単にできるようになりますし、もっと本格的にやりたければ、一人で落ち着いて時間をすごせる場所を用意して、三十分なり一時間なりやってみるのもいいでしょう。

長くやるときは、座禅の形で足を組んでもいいですし、それが合わなければ椅子に座ってでも、寝っ転がってでも、リラックスできる姿勢でかまいません。

また、時間が長くなると、どうしてもいろいろと雑念が湧いてきますが、雑念を「悪いもの」と考える必要はありません。

雑念を追いかけると「瞑想」ではなくなってしまいますが、「雑念」自体は自然な「体の反応」ですから、それを否定する必要はありません。

「あっ、また雑念が湧いてるな」と確認だけして、もとの呼吸に意識を向け直せばいいのです。

そうして淡々と呼吸に意識を向けることができるようになると、人間の意識がもともと持っている自浄作用が働いて、心の中のアンバランス状態が是正されていき、「思考の錯覚」に気づいて、その囚われから抜け出すための準備が自然になされていくことになります。

マインドフルネスと呼ばれる「気づきの瞑想法」は、初期仏教の瞑想法としては、ヴィパッサナーという名前でも知られています。

この瞑想法を支える仏教的な考え方について詳しく知りたい方には、
次の本をおすすめします。アマゾンでご覧ください。

☆ウィリアム・ハート『ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門―豊かな人生の技法』(1999 春秋社)

というわけで、錯覚負債の話から瞑想の仕方まで、駆け足で紹介してみました。

それではみなさん、ナマステジーっ♬

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