「瞑想で一番大切なのは、物質や心理的現象を自分と同一視することをやめることだ」とビルマの僧侶ウ・ジョーティカ師は言っています*1。
別の言葉で言えば、初期仏教における瞑想の大きな目的の一つは、「無我を体験的に理解すること」なのです。
そして「無我」という考え方が腑に落ちれば、人生における厄介ごとは格段に減ります。
*1:"snow in the summer" p.11, https://holybooks.com/snow-summer-sayadaw-jotika/
「瞑想で一番大切なのは、物質や心理的現象を自分と同一視することをやめることだ」とビルマの僧侶ウ・ジョーティカ師は言っています*1。
別の言葉で言えば、初期仏教における瞑想の大きな目的の一つは、「無我を体験的に理解すること」なのです。
そして「無我」という考え方が腑に落ちれば、人生における厄介ごとは格段に減ります。
*1:"snow in the summer" p.11, https://holybooks.com/snow-summer-sayadaw-jotika/
書評家の冬木糸一氏が
薬物はどのように精神を変質させるのか?──『幻覚剤は役に立つのか』 - 基本読書
という記事で、幻覚剤のもたらす変性意識の医療的意義について紹介しています。
アメリカのジャーナリスト、マイケル・ポーラン氏が自らの幻覚剤体験を踏まえて書いた
「幻覚剤は役に立つのか」
https://amzn.to/2MRIwEW
を通して、冬木氏の紹介は興味深くも的確ですが、残念ながら氏にとっては「LSDやマジックマッシュルームは『やばいドラッグ』」であって、氏自身はそうした薬物の経験をお持ちではありません。
この記事では、マジックマッシュルーム、大麻などの経験とともに、ヴィパッサナー瞑想も練習している者として、幻覚剤の効果と社会的意義を、その危険性も含めて素描してみます。
新型コロナで社会的な不安が高まる中、フェイスブックやツイッターでこんな画像が拡散されています。
「恐れを克服して成長しよう」というこの図の主張に対して、
「政府の無能に怒りをぶつける権利を奪うのか?」という反論が上がっています。
さて、この対立するように見える2つの立場ですが、実際のところはどうなのでしょうか。
(奇言と戯言) 不安を抱えて軽々生きる
不安を抱えているのに、軽々と生きるだなんて、まったく言語矛盾した話だと思われるかもしれません。
でもまあ、言葉なんてのは初めから矛盾だらけなのでありまして、矛盾が嫌いな人は数学でもしていればいいのであります。
こいつは鏡の国に紛れ込んでしまったんだろうかと思って、では軽々と不安を抱えてみることにしようかと考えるあなたならば、ぼくが言いたいことや言いたくないことや、あるいは、ほんとは言いたいんだけど言わないようにしてることまでもきっと読み取ってくださるでしょうから、高々百年ほどの短くて貴重な人生のうちの数分か数十分をこの進みも止まりもしない文章のために費やしてくださるものと確信しております。
続きを読む新型コロナウイルスが蔓延して、世界中で死者が増えています。
人類史上まれな事態であるため、不安を抱えて暮らしている皆さんも多いことでしょう。
けれども世間が大騒ぎをしているからといって、あなたまで右往左往する必要はありません。
この記事では、嵐の中でも心落ち着けて暮らすためのヒントを、いくつか書くことにしましょう。
東京都の小池知事が3月30日夜8時半ごろから緊急の記者会見を開き、
「夜間の酒場 出入り自粛を」呼びかけたことがNHKによって報道されています。
小池知事は「厚生労働省のクラスター対策班の専門家の報告によると、感染経路が不明な症例のうち、夜間から早朝にかけて営業しているバーやナイトクラブ、酒場など接客を伴う飲食業の場で感染したと疑われる事例が多発していることが明らかになってきた」と述べました。
NHK WEBより
この記事では、新型コロナの感染爆発に対する、こうした「自粛要請」という対応についての問題を考えます。
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