*魂の次元* (by としべえ)

肩から力を抜いて、自由に楽しく生きる。

人気の代替医療・ホメオパシー早わかり - 科学的「根拠」はなくても効くんです

みなさん、ホメオパシーという代替医療のことはご存知でしょうか。

現代医療の抱えるさまざまな問題に疑問を感じる人たちの間で、人気が高まっている代替医療と呼ばれるものの一つです。

実は、このホメオパシー、ネット上の科学重視派の人たちからは毛嫌いされるんですが、一体どんな内容のものなのか、さっそく見てみましょう。

  • GIGAZINE で紹介されたホメオパシー
  • ホメオパシーって、なんか問題なの?
  • GIGAZNE の記事についたコメントについて
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女は13歳、男は14歳で音楽の好みが決まるという「伝説」に挑戦しました - あるいは、FNMNLさん、そりゃまた「誤報」でんがな!

ツイッターで、

  • 大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている

という情報を目にしたぼくは、

「これは怪しいぞ」

と思いました。

何が怪しいって、ぼくの好みは14歳のときになんか、絶対決まってませんから。

確かに当時耳に入ってきた、ピンクレディーの「UFO」や山口百恵の「秋桜」、そしてキャンディーズの「微笑がえし」といった歌謡曲は、いつまでも脳裏に焼きついたままでしょうが、ぼくの音楽の好みは高校時代に形成されて、そのあとも変わり続けていますから。

というわけで、今回のお題は、

  • 女は13歳、男は14歳で音楽の好みが決まるのか?

です。

[:contents]

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何者かになれても、なれなくても、とにかく善く生きよう

はてな匿名ダイアリーの
人生何者にもなれなかった、けど
という記事がとてもよい文章だったので、今回はそれにまつわる話です。

  • ナニモノくんの嘆きと悟りと可能性
  • 世間の目と自分の目 - 何者にもなれないことを反芻する - fujiponさんの場合
  • 主観的なニーズの変形と、「何者かになった」のに「何者にもなれなかった」人だっているという現実 - シロクマ先生の分析
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はあちゅうさんの「誤報」と、はるかぜちゃんの「意見」、ネットでの議論が噛み合わないのはどうして? - 「動物最強」発言再考

ネット有名人のはあちゅうさんが、

「手っ取り早くSNSで有名になりたかったら猫か犬を飼うとよいらしい」
(https://twitter.com/ha_chu/status/964297202070794240)

とツイートしたことに対し、ペット遺棄の問題を重視する動物愛護派の人たちからの抗議が殺到し、炎上事件が発生したことについては、

はあちゅうさんの「動物最強!」発言の炎上について、共感能力の視点から考察してみました - *魂の次元*

ですでに書きました。

そのはあちゅう氏の発言の問題点について、女優のはるかぜちゃんこと春名風花氏が、次のような指摘をしています。

  • SNS のためにペットを飼い、それに飽きたら捨てるような人は現実にいる。
  • それを助長するような発言はネット上でしないほうがいい。
  • はあちゅう氏は大きな影響力を持つインフルエンサーなのだから、どうかそうした点に注意をしてほしい。

さて、こうした意見に対するはあちゅう氏の応答は、どんなものだったでしょうか。

また、はるかぜちゃんの想いは、はあちゅうさんに届いたのでしょうか?

少し詳しく見てみることにしましょう。

はあちゅうさんは「事実」で、はるかぜんちゃんは「連想ゲーム」?

はあちゅう氏は、こうツイートしています。

事実を書くだけで「そういうことを推奨するのは間違ってます」ってつっかかってくる人って日本語がもはや通じてないんだよなぁ。田端さんも三浦瑠璃さんの炎上時に、ネットの連想ゲームクレーマーについて書いてたけど、勝手に頭の中で情報書き換える人に相手してらんない。

https://twitter.com/ha_chu/status/965044603102535680

このツイートは、はるかぜちゃんに向けられたものではありませんので、はるかぜちゃんの発言に沿って言い換えれば、

「事実を書いているだけなのだから、連想ゲーム的にペット遺棄問題の話をされても困る」

ということになるでしょう。

ここで問題になるのは、はあちゅう氏の発言は残念なことに「事実」を述べたものとは言えない点です。

彼女は、

「猫か犬を飼って『手っ取り早く』SNSで有名になった人」

を実際にご存知なのでしょうか?

おそらくご存じないでしょう。

猫や犬を飼うだけで「手っ取り早く有名になれるわけがない」ことを、はあちゅう氏ほどの人物が知らないわけがありません。

もちろん、犬や猫を「使って」

(1) ある程度のPVを稼ぐことはできるでしょう。

しかし、それと

(2) 手っ取り早く有名になる

のは、まったく別の話です。

はあちゅう氏こそが、「(1) の事実」を「(2) の都市伝説」に拡大して、連想ゲームをしていらっしゃるのではないでしょうか?

はあちゅう氏は、マーケティングに詳しいのが売りの作家さんなのであれば、世間話レベルでの、単なる「伝説」や「噂話」でしかないものを、「事実」として伝えるという誤報をしてしまったのですから、責任は重大です。

誤報を流したことを謝罪すると同時に、

  • ペットを使うことで、PVを稼ぐことは可能だが、それによって手っ取り早く有名になることはできない

という事実を、きちんとツイートするのが筋というものではないでしょうか?

はるかぜちゃんは、はあちゅうさんの情報発信につっかかる「当たり屋」なのか

はあちゅう氏は、こう書きます。

みんな結局、社会を変えたくて誰かに意見しているのではなく、人を叩くのが楽しいから叩いているだけ。まぁ、「発信」もじわっと社会を動かすことの一つではあると思うんだけど、相手の言い分も見ずにいきなり汚い言葉で攻撃してくる人って当たり屋でしかないと思うのよ。炎上の半分は当たり屋の仕業。

https://twitter.com/ha_chu/status/965063521942749185

はあちゅう信者のみなさんには、この言葉だけで、120% の説得力があることでしょう。

「自分の発言最高。それに意見するやつはみんな『当たり屋』」

ってわけですから。

この「無敵の自信」こそが彼女の魅力でしょうから、今回の炎上事件でも、ファンのみなさんは、

「はあちゅうさん、最強♡」

と拍手喝采していることは、間違いありません。

しかし、はるかぜちゃんの発言が「当たり屋」的なものでないことは、常識のある皆さんには明らかなことでしょう。

むしろ、はるかぜちゃんの真っ当な意見に対して、はあちゅうさんの発言にあおられたかのように、「当たり屋」さんたちがからんでいるのが現実です。

はあちゅう氏の発言戦略の巧みさに比べると、はるかぜちゃんの発言は残念ながら愚直すぎるようです。

エネルギーあふれるはるかぜちゃんも、今回のような流れで「当たり屋」系の方々とやりとりをすることには、かなり消耗してらっしゃる様子です。

とすれば、ツイッター上で意見を述べてくる人間のほとんどが、

  • 建設的な議論がしたいのではなく、相手をやっつけたいだけ

でしかない事実を十分に見きわめた上で、「当たり屋」さんたちについては、さらりと流すような対応をなさったらいいのではないかなーと、老婆心ながら一言提案させていただきます。

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はるかぜちゃんの想いは、はあちゅうさんに届いたのか

結論から言うと、はるかぜちゃんの「想い」は、はあちゅうさんに届くことはないでしょう。

二人は住む世界が違いすぎるので、表面的に話を合わせることはできても、本質的な部分では話は噛み合わないだろうな、と思うのです。

前の記事で、共感力の話を書きましたが、ここでは、

  • はあちゅう氏は「情報派」、はるかぜちゃんは「共感派」

というふうにとらえて説明してみます。

「情報派」の人たちにとっては、

  • 発言にどれだけ「役に立つ」情報が入っているか、

が重要になります。

そして、その情報をどう使うかは「自己責任」ということになります。

そして、その情報がときにガセネタだったとしても、

  • それに騙されて失敗するのも「自己責任」

というような価値観のもとで行動しているわけです。

とても世知がらく、「ジャンク」な価値観だとは思いますが、コマーシャリズム万能の世の中においては、まったく普通の考え方です。

一方、「共感派」の人たちは、

  • 発言に「愛」があるかどうか

が重要になります。

ここで「愛」と呼ぶものには、弱者に対する「思いやり」や「共感」が含まれます。

「共感派」の人たちは、「愛」が軽視され、「情報」と「効率」だけが重視される「現代社会」に疑問を感じていますし、それをなんとか変えたいと思っている人も少なくありません。

また、「愛」がいき過ぎて、「現代社会」に対する「憎悪」にまでなっているような人もいます。

もちろん、「情報派」の人たちにも「共感」する気持ちはあります。けれども、それは「自分と似たもの」の範囲にとどまり、「自分以外の弱者」にまで広がることはありません。
*1

どんな人も、両方の特質を合わせ持っており、多くの人は、中間的なところでバランスをとっているはずだと思いますが、

  • はあちゅう氏は「強度の情報派」であり、
  • はるかぜちゃんは「深く共感派」である

ために、その両者の議論は、どうにも噛み合わないはずだ、ということなのです。

そういうわけで、はるかぜちゃんの「想い」は、はあちゅう氏に届いていないでしょうし、届くこともないでしょう。

けれども一方で、はるかぜちゃんの「お願い」

  • はあちゅう氏は大きな影響力を持つインフルエンサーなのだから、どうかそうした点に注意をしてほしい。

は、はあちゅう氏に届いているはずです。

はあちゅう氏はそのスタイルから、簡単に謝罪をするような人物ではありません。

けれども賢い女性ですから、「ペットの話題、要注意」ということは、今回の件でよく学んだはずです。

ですから、彼女が今後「動物愛護派」を刺激するような発言をすることはないものと思われます。

また、こうした炎上事件によって、「ペット遺棄」という問題について、今まで知らなかった人が考えるようになるだろうことは、社会的にもとても意義があることと言えましょう。

そういう意味では、はあちゅう氏の存在の果たす役割は、十分に大きいものですし、また、はあちゅう氏の「軽率な発言」に意見する人がいることも、決して無駄なことではありません。

こうした小さいことの積み重ねが、やがては社会を変えていく大きな力になっていくに違いないからです。

というところで、今回の記事はおしまいです。
それではみなさん、ナマステジーっ♬

*1:これは、ここでいう「情報派」の特徴であり、すべての「情報」を重視する人に弱者に共感する力がない、と言っているわけではありませんので、念のため

「なんとかしなくちゃ」とついつい思っちゃうあなたへ贈る究極の対処法です

人生には苦しい場面というものもつきもので、そういうときは少し頑張って「なんとかしなくちゃ」という気持ちが大切になりもします。

でも、もしあなたが毎日のように

  • 「なんとかしなくちゃ」

と思っているとしたら、それって結構しんどいですよね。

それほどのことはないあなたの場合でも、何か「事件」が起きたときに、

  • 「どうしよう、なんとかしなくちゃ」

と思って、あせってしまい、かえって問題をこじらせた、なんて経験はないでしょうか?

というわけでこの記事では、「なんとかしなくちゃ」と思ったときの究極の対処法をお伝えします。

  • 「なんとかしなくちゃ」と思ったとき、まずするべき唯一のこととは?
  • どうして「なんとかしなくてもいい」と考えるのか
  • 「なんとかしなくてもいい」って言われても......
  • 「なんとかしなくちゃ」と思ったときには、ついでに体のリラックスも心がける
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はあちゅうさんの「動物最強!」発言の炎上について、共感能力の視点から考察してみました

みなさん、おはこんばんわ、とし兵衛です。

ネット芸能人のはあちゅう氏こと、伊藤春香氏をご存知でしょうか。

彼女は電通勤務の経験があるセルフブランディングに長けた作家であり、ツイッターのフォロワー数は 17万8千人に達するというネット界の有名人です。

そのはあちゅう氏が、先日ツイートで「SNSで有名になるためには猫か犬を飼うとよいらしい」と発言したことが原因で、炎上事件を発生させることになってしまいました。

発言のどこが問題だったのかについてはあとで改めて触れますが、このツイートが

「今の時代、こんなふうにすれば、ネット上で有名になれますよ」

といった内容の一連のツイートにおまけ的につけられたものだったため、はあちゅう氏は、

  • 自分は事実を述べただけであり、言ってもいないことで批判されているのだからコメントはしない、また、
  • 一連の発言を読まずに一部だけ切り取って批判することはおかしい、

という内容のツイートをしていらっしゃいます。

さて、はあちゅう氏の発言は本当に問題なかったのかどうか、少し詳しく見ることにしましょう。

  • 動物をモノ扱いすることの問題
  • 動物愛護派の感情的過激さの問題
  • 共感能力が「高すぎる」動物愛護派と、どちらかと言えば「低め」のはあちゅう氏
  • あなたの共感能力、どのくらいありますか?
  • 最後にもう一度はあちゅう氏の発言の問題点を考えます
  • はあちゅう氏がこの一件で学んだはずのこと
  • おまけ、はあちゅう氏の一連の発言を引用しておきます
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哲学、ああ無常 - 永遠の真理に至るために、軽々と世界観を変容させるべし

学問としての哲学は、いろいろと込み入っていて、気軽には近づきがたい雰囲気があります。

でも、人生哲学みたいな使い方をするように、英語の philosophy は、人それぞれの「人生における考え方、生きる指針」くらいの意味だったりするんですよね。

てなところから、この記事では、giveus さんから話題をいただいて、気ままに哲学談義をしてみます。

  • 哲学の現実の問題に対する応用と「変化する哲学」
  • 「変化しない哲学」は古臭い哲学なのか?
  • 「変化しない哲学」としての初期仏教
  • 「無常の哲学」で軽々と世界観を切り替えるのもよし
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