北インドの聖地ハリドワルより、みなさん、こんにちわ。 今ぼくはヒンズー教のお寺のゲストハウスに泊まっていて、お昼はたいていそこの食堂でカレーのセットをいただいています。 インドではセットの定食が銀色のスチールの大皿で出てきますが、この大皿をターリーといい、定食自体もターリーと呼びます。 ハリドワルは物価が安いので、道端の屋台ならターリーが30ルピー(約45円)から食べられます。 なお、お寺の宿は奥さんと二人で一泊200ルピー(約300円)の格安値で泊まらせてもらっており、食事も無料でいただいているので、ありがたいことこの上ありません。こんなに好条件なのは、奥さんがお寺の手伝いを熱心にやっているからなのですが。 で、こちらの写真が今日のお昼です。 手前右から時計回りに、チャパティ、ごはん、サグ・パニール(ほうれん草とインド風カッテージチーズのカレー)、ダル(ムング豆のカレー)、豆のカレーとなります。 サグ・パニールは、日本だとほとんど辛くないことが多いですが、今日のはピリ辛でした(しばらく前は相当辛いのが出ていたのですが、今は辛さ控えめになってます)。ほうれん草のとろとろ感が独特のカレーですよね。 ダルもほとんど辛くなく、ムング豆のとろみがいい感じです。 最後の豆カレーは豆の種類が分かりませんが、大豆よりは柔らかめでクセがなく、やや辛めでアクセントが効いていました。 というような具合で、インドの食事は日本の感覚からいうと、すべての料理がカレー、と言いたくなるくらいです。 店で食べるターリーのセットにはこの他にアチャールというインド風の漬け物やプレーンヨーグルトがついたりします。 アチャールは漬け物ですが油が使ってあり、もちろん唐辛子をメインにスパイスも漬け込んでありますし、ニンブーという小さく丸いインドのレモンが使われることも多く、このニンブーが苦味と共に独特の風味をつけ加えてくれていて、「慣れるとおいしいインドのアチャール」てな感じです。 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ☆ここでちょっと一休み、<スポンサード・リンク>です。 ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ちなみにムング豆のダルと並んでインドの食事にかかせないのがサブジです。 サブジはじゃがいものカレーだと思っておけば、だいたい間違いありません。 庶民的なターリーだと、ダルとサブジとアチャールで三点セットになります。 ただしこのサブジという言葉、実際は野菜の意味なんですね。インドでは英語も多用しますから、サブジの意味でベジタブルともいい、略してベジという言い方も普通です。 そこでベジバーガーというと、じゃがいもを茹でて潰して油で焼いたパテをバンズに挟んだものになります。 インドではベジタリアン料理が普通なので、ひき肉のハンバーガーは洋風の特別の店以外にはなく、バーガーと言えば、じゃがいものベジバーガーなのです。 ちなみに日本でインド料理といえば半発酵パンのナンがつきものですが、インドではやや高級な店に行かないとあまりナンを見ることはありません。 ここハリドワルでは、道端の露店式の食堂でもドラム缶で作ったタンドリーを使って何を出す店もあるのですが数は多くなく、主流は発酵させない平焼きパンのチャパティとごはんになります。 そして軽食としてはサモサを始めとする揚げ物が多種多様にあるのですが、それはまた別の機会に書くことにしましょう。 てなわけでみなさん、ナマステジーっ♬ [写真は、お寺の振る舞いがもうじき始まるところで、食事が配られるの待っているヒンズー教の行者たち] ※初出: https://note.com/tosibuu/n/nfe3ca79a45f8

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昨日の大変あやしい記事 ・http://dimofsoul.mitona.org/yatyoukinenbi に雷理id:hentekomuraさんからコメントをいただきました。 インドの空の下 何をされてる人なのでしょう 気になりますww というところで、今日はインドという混沌の大地にて、一体なにをしているのかについて、赤裸々な記事を書いてしまいましょう。 何もしないのが理想 このようなラチもない文章をネットで綴って小遣いが稼げるのか ここでいきなり、インドにカレーはないのか、という話をしてみます 何もしないのが理想 ・52.5歳からのグッバイワーク - *魂の次元* という記事にも書きましたが、ぼくは働くのが嫌いです。 ですから何もしないのが理想なんです。 できるものなら、お釈迦さまのように何もかも捨て去り、乞食坊主になって瞑想三昧の暮らしをしてみたい...... と、ほんとにそのように思っているかというと、いや、無理です、ぼくにはそこまでの覚悟はありません。 今は仕事もせず、奥さんと二人、インド辺りをふらふらと漂っていますが、食べるためには少しは稼ぐ必要があります。 それで、「お小遣い程度でいいから、ネットでなんとか」というような甘い考えで文章を綴っている...... 。それが今ぼくがやっていることでしょうか。 このようなラチもない文章をネットで綴って小遣いが稼げるのか たとえば、相田ケイさんの記事 ・http://www.kk3marketer.com/entry/SEO_1 などを参考にして、多くの人に読まれる記事をきちんとポイントを抑えて書いていって、やがてそれが収入につながる、というのが、weblog 上で稼ぐための真っ当な方法の一つと言えるでしょう。 ところが、このとし兵衛という人間は、「真っ当」なやり方が嫌いなんですから、話になりません。 メジャーなものに、なんの恨みがあるのか知りませんが、徹底的なマイナー好み、自分が関心を持つ「奇妙にマイナーなもの」にも需要があるはずだと信じて、おかしな記事を自分なりのスタンスで書いてみますが、なかなか多くの人には興味を持ってもらえません。 当たり前です。わざわざマイナーな話題を選んで書いているんですから。 けれども、大当たりを狙うのではなく、マイナー路線ながらも一定の読者に読んでもらえるような、そういう記事を書き続けていくということが、 できるのではないか、 いや、できるはずだ、 いやいや、できたらいいなぁーー、 みたいなことを考えながら、今日も文章の綴方の練習を続けている次第です。 ここでいきなり、インドにカレーはないのか、という話をしてみます ところでみなさん、カレーは好きですか? カレーといえば、インドが発祥の地、ということになっていますが、日本で普通に知られている小麦粉を使ってとろみを出すタイプのやつは、あれはイギリスの人がアレンジしたものなんでしょうかね。 インドのカレーでも、さらさらっと汁っぽいものもあれば、どろどろっとしたタイプのものもありますが、小麦粉は使わないんですね。 で、そのイギリス風のカレーを日本の海軍が軍隊食として採用したのが、日本にカレーが普及するきっかけだったようです。 それで、インドにはカレーもなければ、カレー粉もない、という説について、ちょっと書いてみますが、結論から言いますと、カレーはもともと南インドの汁料理を指す言葉であり、それが転じてインド全般のスパイスの効いた料理を指すものとなった、ということになります。 北インドの主要な言語であるヒンディー語には、カレーを意味する言葉はもともとはありません。(今は英語からの借用語として普通に使われますけれども) それで、インドにはカレーはないのだ、と言われたりするのですが、それは北インドの話。 インドを植民地としていたイギリスは、南インドのタミルナドゥ州とも深い関わりがあり、同じくイギリスの植民地だったマレーシアでは、イギリス人とともにやってきたインド系の住民が今も多いのですが、この人たちはタミルナドゥから来た人たちなんですね。 そのタミルナドゥの言葉タミル語には、そのものずばりカリーという言葉があり、これが汁料理を表す言葉なんです。 そして、カレー粉についてですが、確かにインドでは普通「カレー粉」というものはありません。しかし、スパイスミックスとして「マサラ」というものが多数あり、これがいわば「カレー粉」に相当します。 日本では「カレー」と分類される様々なインド料理のそれぞれについて、「なんとかマサラ」のような名前でスパイスミックスが売られてたりするわけです。 日本でもカレーの隠し味として使われる「ガラム・マサラ」というのも、こうしたマサラの一つというわけです。 そういうわけで、インドには「カレー粉」はないのですが、「カレー粉」に相当する「マサラ」というスパイスミックスが存在しますし、マレーシアやタイでは日本と同様の「カレー粉」が売っています。 これは華僑の人たちがマレーシア辺りでインド料理に出会い、自分たちの料理にそれを応用することによって普及したものと思われます。 タイ料理の「パッ・プー・ポン・カリー」は、カニ(プー)のカレー粉(ポン・カリー。ボン・カレーじゃないよ)炒め(パッ)であります。 カニとカレー粉? と思われるかもしれませんが、これがなかなかおいしいんですよ。 それから昔、たまたま上海で食べた刀削麺が、カレー味でおいしかったなぁ。 中華風のカレー粉使いも、よいものです。 (なお、この項は記憶だけにたより、まったく事実の検証をしておりませんので、情報に誤りがあっても、当方では一切責任を持つことができません。この情報の利用につきましては、お客様のご責任において行なっていただけるようくれぐれもお願い申し上げます。ぴんぽんぱんぽーん) というわけで、今日はこの辺で。 それでは、みなさん、ナマステジーっ♬

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としべえ2.0β

北インド・ハリドワル辺りに出没中。

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