ネット通販の覇者アマゾンに「欲しいものリスト」というのがあるのは知っていたのですが、自分では使ったことがありませんでした。
自分の「欲しいものリスト」を公開しても、誰も何も送ってくれない気がしたし、自分から誰かに何かを贈るような、社交性のある人間でもなかったからです。
でも、ふと気まぐれで、ある方の「欲しいものリスト」をのぞいてみたら、「あー、ちょっとこの人に贈ってみようかなー」って気になったんです。
この記事では、その顛末などを少し書いてみます。
・[:title]
ほしいけれど、ちょっと高くて手が届かないもの 昼飯を抜いてSFの文庫本を買っていた高校生のころ ネット上で「もの」を介して人とつながることの楽しさ ほしいけれど、ちょっと高くて手が届かないもの みなさんは、
あれ、ほしいんだけど、ちょっと高いから、手が出ないんだよなー、 みたいな品物ってありますか?
ぼくは、物欲は放り捨てる方向で生きているので、今はあんまりそういうのはないんですけど、若いころは、小さなものがいろいろあったような気がします。
それで、わっとさんの記事を通して、たまたま知った反航路さんという方が、アマゾンの「欲しいものリスト」に、
日本料理 野菜調理ハンドブック: 基本の下処理・切り方・味つけ
作者: 奥田高光
出版社/メーカー: 柴田書店
発売日: 2016/07/28
という本を載せてらしたんですよ。
ちょっと高い本だから手元には置けないけれど、図書館から借りてきてよく眺めている、みたいなことが書いてあって。
そもそも、わっとさんが紹介していた反航路さんの記事はどんなものだったか、というと、
反航路さんは本屋でバイトをしている 店長が最低賃金を守ってくれない 店長とメイルでやりとりをしたが埒が明かない というような内容でした。
そこには、反航路さんは、店長に恩があるので、事を荒立てたくはないのだけれど、最低賃金を守ってもらうためには、間に人を立てたりするべきなのだろうか、と悩む心情がつづられていました。
時給の差額としては、何十円の話ではありますが、額の多寡ではなく、「守るべき法律はちゃんと守ってほしい」というこの話と、さきほどの料理の本が「ほしいけど、高くて買えない」という話が合わさったとき、
「あっ、この本、買ってあげよう」
って、すっと思ったんですよね。
それはなんか、若くてお金がなかったころの自分に、プレゼントするような、そんな気持ちだったんです。
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昼飯を抜いてSFの文庫本を買っていた高校生のころ ぼくが高校生だったころ、1980年代のはじめのことになりますが、お昼代として 300 円もらっていました。
そして、昼飯は食わずにひもじい思いをしながら、当時熱中していたSFの文庫本などの購入資金にあてていたものです。
単行本は高くてなかなか手が出なかったですね。
日本のみなさん、こんにちわー。
「景気は回復している」とニュースでは言っているのに、賃上げとしては反映されず、その実感もないまま年末の日々を過ごしていらっしゃることでしょうか。
ぼくはどっちかというと経済音痴ですが、海外暮らしが長いので、円の為替の動向には少しばかり興味があります。
それで、前々から
どうして円安と株高はセットになっているのか ということが気になっていたんですね。
この疑問に納得のいく解答が得られたので、今日はそこのところをみなさんと一緒に考えていきたいと思います。
なお、結論は、
海外投資家が円を借りて、株を買うから。 その結果、円安になると輸出型の日本企業にとって好都合だから。 ということになります。
なぜ円は安くなる? それは円をじゃぶじゃぶ供給するから 好況になれば株は高くなる。株が高くなれば円も高くなる......はず なぜ円安になるのか - 海外投資家の円の調達法とその使い方 輸出型企業にも蝶都合のいい円安株高 - だけど、その行く末は? なぜ円は安くなる? それは円をじゃぶじゃぶ供給するから 景気が悪いときには、ふつう日銀は金融を緩和します。
金融緩和というのは、通貨量を増やすことで、つまりは円を増やすことです。
増えたお金を
企業が借り、 事業を拡大し、 賃金は上がって、 消費者は物を買い、 景気がよくなる という図式です。
このとき、供給された円を使ってドルを買う人がいれば、ドル高円安になります。
好況になれば株は高くなる。株が高くなれば円も高くなる......はず 円が増えて、景気がよくなれば、日本企業の株を買う人も増えます。株価は上がります。
このとき、「日本の株を買う人」の中には、当然「海外の投資家」もいます。
海外投資家の中には、短期的な利益を狙うヘッジファンドもあれば、中期的な利益を求めるファンドもあり、また、長期的で安定的な利益を目指す公的年金などの投資家もあります。
こうした海外投資家が日本株を買うことで、株高に弾みがつき、また安定した株高が維持されることになります。
このとき、海外投資家は株を買うために円を買うことになります。
すると、円の需要が高まるわけですから、円高になります。
つまり、好況になれば、結果的に「円高株高」になるはずです。
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なぜ円安になるのか - 海外投資家の円の調達法とその使い方 1980 年代の泡ぶく経済(バブル)の時代を経験しているぼくとしては、「あの頃は円高で株高だったよなー」と素朴に思い、どうして今は「円安と株高」がセットになるのか、不思議な気がしましたし、以上のように考えても、「円安」は出てきません。
わっと(id:watto)さんが、
・有能な社員を正当に評価しなかった会社症候群コレクション - しいたげられたしいたけ
という記事を書いています。
日本を離れ、遠いインドから見ていても、日本の経済状況や労働環境の悪さは察せられます。
わっとさんが紹介している件について、少し感想を書くとともに、日本の労働環境についても思うところをほんの少し記します。
社員一人の休職で職場はボロボロ - 中小企業の厳しい労働環境 最低賃金を守らない店長 有給休暇の取れない国ニッポン 社員一人の休職で職場はボロボロ - 中小企業の厳しい労働環境 碧乃あか男(id:mraka2015)さんが
・休職中の会社の現状が悲惨な事になっている - 新・ぜんそく力な日常
という記事で、休職中のご自分の会社について書いています。
あか男さんは、会社の担当部門で、ほかに代わりがいないくらい優秀な技術の持ち主で、製品の製造や品質管理を任せられていました。
しばらく前に体調を崩し、持病の喘息が再発しましたが、休むと会社に迷惑がかかると思い、無理をして働きました。
その無理がたたり、喘息が悪化。休職せざるを得なくなり、現在休職九ヶ月目。
その結果、職場は
製品の品質がガタ落ち 仕上げ加工に時間がかかる 出荷した製品をさらに営業が手直しする 出荷してもお客さんの方で不良品として返品される 営業が仕事を取って来れない 職場内、苛立ちでパワハラが頻繁に起きている といった悪循環で、悲惨な状況になっているというのです。
そんな中、あか男さんは、
退職も考えていた会社ですが、こんな状況になりながらも、僕のことを治療に専念させてくれているので、なんとか治して、もう一度会社で頑張ろうかとも思っています。
というのですから、ほんとうに立派な方だと思います。
しかしながら、ここまで状況が悪化してしまうと、立て直しにはそれなりのお膳立てが必要にも思えます。
経営者の大胆な判断がものをいう局面かもしれませんし、個人の努力だけではどうにもならない場合もあります。
あか男さんの「もう一度会社で」という気持ちは、素直に応援しますが、ご自分の体調を第一に考え、無理をなさらないようにと、老婆心ながら一言そえさせていただきます。
最低賃金を守らない店長 反航路 (id:giveus)さんのこちらの記事では、「バイト先の店長さんが最低賃金を守ってくれないので、やんわりメイルで伝えるが、埒が明かない」模様がつづられています。
・アルバイト 月末は給料を払うのが雇用者の一番注力すべき仕事でせう。 - いのちばっかりさ
反航路さんのバイト先は、書店を経営する小さな株式会社。経営が厳しいので賃金を少しでも低くしたいのでしょう。完全に確信犯です。
メイルのやりとりだけで、最低賃金との差額の要求を認めてもらうことはかなり難しいと思われます。
わっとさんもおっしゃる通り「ブラックバイトユニオンに相談して人を介す」などの対策を思い切ってするべきではないでしょうか。
そうすれば一発で解決です。
これはまったく「正当な権利」の主張ですから、遠慮する必要はないんですよね。
こうした「権利の主張」で「店長が気分を害する」かもしれませんが、それは相手の問題。
その結果、仕事がしづらくなるのなら、そういう職場はやめたほうがいいということではないでしょうか。
ある意味「人柱」にもなりかねないわけですが、こういう勇気を持った人が出てこないと、結局日本の労働環境は変わりません。
初めての場合は特に、勇気がいるところだとは思いますが、思い切って一歩を踏み出すことで、社会を変えていきたいじゃありませんか。
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みなさんは巨大ロボットものって好きですか?
古くは「鉄人28号」から「マジンガーZ」をへて、「ガンダム」、「エヴァンゲリオン」と、巨大ロボット物のアニメも進化を続けてきました。
さて、今日も例によっての相乗り記事で、わっとさんのこちら
・巨大ロボットを操縦する方法あれこれまたは主人公に感情移入させる方法について - しいたげられたしいたけ
が、いろいろとタメになり、刺激をいただいたので、さらっと書いてみようと思います。
見出しはこちらです。
〈ネタばれ注意〉巨大ロボットアニメの元祖はフランス産ですと!? 鉄人は二本のレバーで操縦できるのか エヴァンゲリオン、心のメタファーとしてロボット操縦 〈ネタばれ注意〉巨大ロボットアニメの元祖はフランス産ですと!? わっとさんの記事にはいくつものおもしろい話があるのですが、ぼくが一番驚いたのは、巨大ロボットアニメの元祖がフランス産のシリアスな作品だったことです。
その作品については、「やぶにらみの暴君」というタイトルだけは知っていましたが、1952年公開のこの作品が、アンデルセン原作のファンタジックな物語なのに、操縦者が搭乗するタイプのロボットを、世界で初めて扱ったものだったとは、まったく意外なことでした。
というのはこの作品は、スタジオジブリの宮崎駿氏や高畑勲氏などに影響を与えたことで知られ、「ルパン三世 カリオストロの城」には宮崎氏本人も認めるオマージュ的表現が散りばめられているものだからです。
だって、「やぶにらみの暴君」なんていかにも「文学っぽい」タイトルだし、「カリオストロの城」から巨大ロボットものは、ちょっと想像できないじゃないですか。
(もちろん、宮崎氏には「ナウシカ」の巨神兵があり、それがのちの「エヴァンゲリオン」とつながってくることにもなるわけですが)
「やぶにらみの暴君」の原作となったアンデルセンのお話はこちらで読めます。
・ひつじ飼いの娘と煙突そうじ人|たくのブログ
ただし、この場合、「原作」というよりは「原案」というほうが正しいようで、「やぶにらみの暴君」の監督ポール・グリモーさんは、次のように言っています。
元の物語から残っているのは、羊飼い娘と煙突掃除人の登場人物だけと言ってもよいですね。
1980年、監督ポール・グリモーが語る「王と鳥」 - 映画『王と鳥』公式サイト ちなみに現在では、このアニメを見ることはできないようです。
というのは、「やぶにらみの暴君」という作品は、共同制作者の意向により、資金回収をはかるために公開された作品で、監督には不本意なものだったんです。
そこで監督のグリモーさんは、
作品の権利とネガを買い戻し、製作資金を10年がかりで集め、『やぶにらみの暴君』を『王と鳥』として改作することにした
王と鳥 - Wikipedia というわけなんです。
制作スタッフも声優も変わり、音楽も別のものが加えられてまったく別の作品といってもいい形に仕上がった新作は、「王と鳥」のタイトルで1980年に公開され、フランス国内での評判もよく、興行的にも成功を収めます。
そうした経緯から改作前の「やぶにらみの暴君」は監督の意向によってお蔵入りしてしまい、現在は見ることができないのです。
そのストーリーはというと、
砂漠の真ん中に聳え立つ孤城に、ひとりの王が住んでいた。その名も、国王シャルル5+3+8=16世。わがままで疑心暗鬼の王は、手元のスイッチ一つで、気に障る臣下を次々に「処分」していった。
望みさえすれば、なにものでも手に入れることが出来るはずの王シャルルは、ひとりの美しい羊飼い娘に片思いをしている。
城の最上階に隠された秘密の部屋の壁に掛かった一枚の絵の中にその娘はいて、隣合わせた額縁の中の煙突掃除屋の少年と深く愛し合っていた。
嫉妬に狂う王を後に、ふたりは絵の中から抜け出し、一羽のふしぎな鳥の助けを借りて城からの脱出を試みる。
王と鳥 - Wikipedia とのことで、この一羽の鳥が主人公の役割を果たし、鳥と王との対決が物語の主軸をなすのです。
そして最後はロボットが暴れて、城や街が破壊されちゃうんだそうで、どんな描き方がされているのか興味津々です。
改作前のものも、新作も、機会があってたらぜひ見てみたい、実に面白そうな作品だと思います。
・ポール・グリモー「王と鳥・ディレクターズカット DVD」
鉄人は二本のレバーで操縦できるのか さて、日本における巨大ロボットの元祖といえば、横山光輝氏の「鉄人28号」です。
この作品の特徴は「巨大ロボットをリモコンで操縦する」というところにあります。
wikipedia によると、
鉄人は小型の操縦器( リモコン )によって操縦される。ある程度の命令の範囲内での独立稼働が可能な自律思考回路も備えてはいるが、格闘戦や災害救助活動時等の精密で多様な判断が必要な場面では目視操縦が基本である。
鉄人28号 (架空のロボット) - Wikipedia とのことなので、敵はリモコンを奪おうとしたり、リモコンを操縦する金田正太郎くんを狙ったりすることで「攻撃」をしかけてくることで、スリリングなストーリーが展開するというわけです。
さて、この「鉄人28号」が1980年にリメークされたとき、視聴者の間から、
「正太郎くんが、リモコンの二本のレバーを操作するだけで、鉄人にあんなに複雑ことをさせられるのはおかしいじゃないか」
という声が上がりました。
一見もっともにも思えるこの意見、みなさんはどう考えますか。
この疑問に対して、
「あの二本のレバーは、『がんばれ鉄人』と『負けるな鉄人』の二つのメッセージを送っているだけなのだ」
という「お笑い」の答えがあって*1、これはおもしろいと腹を抱えて笑ったものですが、よくよく考えるとこれって、必ずしも「お笑い」ではないんですよね。
ネット上でこの問題を書いている人も、いっぱいいるんじゃないかと思いますが、たとえばこちらのページ。
・◇鉄人28号のリモコン;自律性と制御: 万象酔歩
やあ、みんな。
きょうは夕方からルーフトップのカフェで飲んでてね。
ボブ・マーリーの曲がかかってたりして、とっても気持ちよかったもんだから、そのとき考えたことを、ちょっと書いてみようと思ったってわけ。
オーム・ババ・ルーフトップ・カフェ 禁酒の聖地 自由に書く、自由に生きる ボブ・マーリーの redemption song オーム・ババ・ルーフトップ・カフェ そのカフェの名前は、オーム・ババ・ルーフ・カフェって言うんだ。
オームなんて聞くと、おじさんたちはオーム真理教っていう、人騒がせな宗教のことを思い出しちゃうだろうけど、オームってのは、インドの人にとっては神聖な言葉なんだ。
無理を承知で日本で言えば、南無阿弥陀仏とか南無妙法蓮華経とかの南無に当たる言葉ってことかな。
そう、もちろん南無という言葉自体、もともとインドから来たものなんだけどね。
で、ババっていう言葉は、おとうさんくらいの意味もあれば、宗教的な指導者っていう意味もあるような言葉なんだけど、このカフェの名前の場合は、「霊力のある乞食坊主」くらいのニュアンスだろうね。
インドにはサドゥーと呼ばれる乞食坊主がいっぱいいるんだけど、ここラジャスタン州プシュカルは、ヒンズー教の聖地だから、ババジがいっぱいいるんだよ。
「ジ」っていうのは、「さん」とか「さま」みたいな敬称でね。
先生様、みたいな言い方なのさ。
そんなのが、このカフェの名前の意味なんだ。
禁酒の聖地 インドは日本と違って、割と酒にはうるさくてね。
大きな街はともかく、ちょっと田舎街になると、酒屋は鉄格子で守られてたりする。
文化の違いってやつだよね。
おまけにここプシュカルは、ヒンズー教の聖地の聖地だから、酒も禁止だし、肉食も禁止、卵も普通には食べられないんだ。
とはいっても、それは表向きの話で、店によっては酒も飲めるし、街外れに行けば酒屋もあって、そこで飲めば安く上がるし、そういうところには卵料理の屋台まである。
まあ、そんなわけで、オーム・ババ・ルーフトップ・カフェでは、なんとなくひと目を気にしながらだけど、ビールくらいは飲めるってわけなんだ。
自由に書く、自由に生きる ブログなんてものをこんな具合にやってるとさ、ほかの人はどんなふうにやってるんだろうとか、気になっちゃうから、あれこれ検索したりすることになって、いろんなものが目に入ってくることにもなる。
そうすると中には、「ブログはこういうふうに使うべき」っていうような「べき人間」の人たちが、どうしても目に入っちゃうんだよね。
いや、ブログだけじゃなくて、「科学というものをしっかり理解するべき」とか、「人間としてこうあるべき」とか、いろんな「べき人間」がいて、ぼくにとってはそれぞれに、うーむって感じなんだけど、そうは言っても「べき人間」がだめってわけじゃない。
だってこんなことを書いてるってことが、弱い意味ではあっても、「べき人間はやめるべき」って言ってることになるんだからさ。
つまり、ぼくは自分で自分を否定してることになるんだけど、ぼくが言いたい自由ってのはなにしろ、「自分で自分を否定してもいい」ってことなんだよね。
誰かが何かを批判をしていると、ブーメランで自分が否定されることになるってのを、おもしろおかしく書く人がいて、それはそれで、ほんとにおもしろい場合もあるんだけど、自分で自分を否定しても何も悪いことはないよね?
っていうか、気がついてなくても、ほとんどの人はそれをやってるんだ。っていうのも、他人を批判するってことは、他人の中に見た自分の嫌な部分を批判するってことだから。
ぼくはこのことを R. D. レインの本*1から学んだんだけど、最初は何言っているのか分からなかったもんだよ。
だって、「人のために泣いてるのは、自分のために泣いてるんだ」とか言うんだからね。
まあ、そういう話はこのくらいにしておくよ。
でさ、たまたま『ブログで「自由に書く」ことは難しい』って書いてる人が目に入ったたから、どんな話だろうと思って覗いてみたら、
・道徳・マナー
・法律
・自分への評価
・Googleアドセンス、マネタイズ関連
・PV数、はてぶ数、ネットの反応、炎上
・人間関係
・運営しているブログ・サーバー会社の規約
みたいなことを例に上げて、だから、「ブログでは自由に書くことなんてできない」ってことが書いてあるんだよね。
そう言った上で、「そういう檻が見えてなくて『自分は自由に書いてる』という人間は滑稽だ」っていうんだ。
でも、これはちょっと違うと思うんだ。
人はみんな誰だって、自分が檻の中で生きてることくらい自覚してるに決まってる。
その自覚は意識的なものじゃなくて、無意識的なものかもしれないけれど。
それが分かった上で、誰だって自由に書いてるはずだよ。
ブログやサーバー会社の規約をやぶれば、なんらかの問題が起こる可能性があるのは承知した上で、その範囲で書くのか、ぎりぎりのラインで書くのか、あるいはそんなことはぶっちぎって書くのか、誰にだってそれを決める自由はあるでしょ?
つまり、人間は檻の中に閉じ込められてるわけじゃない。
自分で進んで檻の中で暮らしてるだけなんだ。
だからぼくらは、いつでも檻の外に出ていくことができる。
もちろん檻の外には、中にはない危険がある。
でも、檻の中の息苦しさに飽き飽きした人間は、危険なんかかえりみず、当然檻から外に出るだろうさ。
それは怖いもの知らずの愚かな行為かもしれない。
愚かだっていいじゃないか。
周りから愚か者扱い、変わり者扱いされた人間が成功を収めるような寓話なんて、腐るほどあるでしょ?
ボブ・マーリーの redemption song うん、それでね、オーム・ババ・ルーフトップ・カフェでさ、ボブ・マーリーの redemption song がかかってたんだよ。
はてな村のみなさん、おはようございます。
この記事では、はてな村の「火事=炎上」と「喧嘩=議論」について、思い浮かんだことなど、つらつら書こうと思ったのですが、「火事」については結局書かずに終わってます。看板倒れでごめんなさい。
ちなみに今日の話から教訓を引き出すとしたら、
あなたの何気ない言葉が、人を深く傷つけることもある あなたの言葉で誰かが「怒って」しまったら、そのときはきちんと相手の話を聞こう 相手の考えに誤解があれば、誤解をとくように説明をしよう 相手の考えがおかしくても、そして、誤解をとくごとができなくても、「相手が不愉快になるような言葉」を発したことについては謝ろう てな感じになるかもしれません。
いつもと違って、「である」体の文章で書きますので、よろしくお願いしまーす。
口は災いのもと 発端 「踊るバイエイター」という奇妙な人物 ぼくたちはみんな自由、つまり喧嘩するのも自由 いささか趣味の悪い話 「安易な」批判から喧嘩は始まった 「狂犬」があらわれた 繊細であることと強靭であること 西と東は天と地ほども違う すべての繊細な魂に安らぎあれ 口は災いのもと 発端 「とにかくページビューが稼ぎたい」
そんな気持ちを抱えながら、どういう記事を書こうか、考えていた。
「炎上 対策」というキーワードが浮かんだので、検索してみた。
企業向けの炎上対策のページがトップだったので覗いてみると、
① 重要な情報のやり取りをしない
(中略)
SNSでやりとりする情報は、基本的には「すべて公になってしまう」と考えましょう。
とあるので、思わず笑ってしまった。
「いやそれ、*基本的に* じゃなくて、*すべて公* に決まってるじゃん!!」
この記事をネタにすれば、「お笑い」かつ「実用」の炎上対策記事が書けるなとは思ったが、自分のブログの現状を考えると、「炎上一般」ではなく、ここに「はてな」をからめたほうがいいように思えた。
「炎上 対策 はてな」で検索し直してみた。
「踊るバイエイター」という奇妙な人物 六番目に踊るバイエイター氏の記事があった。
ブログ関係で検索していると、この人の記事にはよく出くわす。ちょっと変わった人だが、内容はそれなりにしっかりしているので、今までにも何本か記事を読んだことがある。
タイトルにある、はてな「ブックマークの『深い闇』」という言葉に惹かれて、その記事を読んでみた。
はてなユーザーが「炎上商法」にはまりやすい理由と、それをしないほうがいい理由が丁寧に書かれていて、なるほどと思ったのだが、その記事には「はてな村における『喧嘩』」をまとめた記事へのリンクが貼られていた。
人間というものが繰り広げる、埒もないやりとりに対する野次馬的な関心は人並みにあるが、いちいちそれを覗き見していても切りがない。
けれども、そのまとめ記事のタイトルに「自由に書くことは難しい」とあったため、ぼくはそのパンドラ・リンクをクリックしてしまったのだ。
ぼくたちはみんな自由、つまり喧嘩するのも自由 いささか趣味の悪い話 人の喧嘩の記録を掘り返すのは趣味の悪いことだろうか。
それをネタとしてだけ扱うのなら、お世辞にも趣味のいいこととは言いがたい。
現にぼくはそれをネタにしているのだから、いささか趣味の悪い人間の一人にすぎない。
けれども、ぼくには一つの信念がある。
それは「すべての人間は自由である」ということで。
この文章を続けて読むのも読まないのも、あなたの自由だし、読んだ結果、批判をするのも自由。
そして、過去のでき事から何かを学ぶのは、まったく悪いことじゃない。
ということで、とあるネット上で起きた「議論という名の喧嘩」について書くことにする。
「安易な」批判から喧嘩は始まった ある人物が、あるタイプのブログを「批判」する内容の記事を書いたのだという。
この人のことは批判くんと呼ぼう。
個人の雑記ブログが、普段とは関係のないスキャンダラスな時事ネタの記事を、ページビューを稼ぐためだけに入れてくるのはいかがなものか、という趣旨のことが、その記事には書かれている。
「自分はこう思いました」という感想としては、この主張に何もおかしな点はない。
けれども、その記事では、そうしたブログを書いている人について、「余計なお世話」的批評の言葉が並べられ、したり顔で先輩ぶった「助言」がなされており、「仲間向け」のひとり言的記事にすぎないとは言え、読む人が読めば不愉快な内容だった。
もちろん、何を書いたって自由だ。批評でも助言でも好きにすればいい。その内容をわざわざ否定するまでもない。
だが、それに「かみつく」人が出てきたとしても、いた仕方のないことだとは思う。
「狂犬」があらわれた なぜここで「狂犬」があらわれることになったかの説明は省く。
人生には不条理な事態がつきものだ。
不条理なことに「狂犬」があらわれたのだと考えてほしい。
とにかく「狂犬」はあらわれて、批判くんに噛みついたのだ。
しかし、人のことを「狂犬」呼ばわりするのは礼儀にもとる。
みなさん、はてなブックマークは使ってますか?
ソーシャル・ブックマークと言われるやつで、ネット上で気になったページをブックマークすることで、
自分のメモとして使えるだけでなく、 他の人がどんなことに関心を持っているかなども分かり、また、 コメントをつけることで、コミュニケーションの道具としても使え、おまけに ブックマークがたくさんつくと、あなたのブログが宣伝されてたくさんの人に読んでもらえる というように、いろいろとメリットのあるすぐれものなんです。
けれども逆に「不愉快」なコメントをつけられたりすることもあるので、
諸刃の剣 でもあります。
今日はそのやっかいなほうの面に焦点をあてて、はてなブックマークの「互助会」について、そして派生的に、はてな村の「自警団」についても、少し書いてみます。
互助会ってなんなの? 互助会嫌いの「自警団」の人たち 可哀想な「自警団」の人たちのメンタリティ 〈2017/11/24 追記〉「互助会」問題に対するはてな側の対応の実例 互助会ってなんなの? 「互助会」という名前はついていますが、実際にそういう組織があるわけではなくて、はてなブックマークのユーザ同士が、「おつき合い」として互いのブログをブックマークしあうとき、
「あの人たち、互助会だな」 というように使う「はてな言葉」です。
これの何が問題なのか、というと、こうした互助会グループが大きくなっていくと、互助会システムによって多数のブックマークを得た「それほどおもしろくない」ページが、はてなブックマークの 「人気」や「新着」 に掲載されることになりますから、「有用」で「おもしろい」記事を「効率よく」読むためにブックマークを利用している「リテラシー」の高い人からすれば、「見なくてもいい記事が目に入って目障り」なことになるわけです。
けれども、この問題については、はてな側でも対策をしているようで、
「互助会」によって人気エントリしまくってると数か月(遅い)ほどで数十のブクマでは人気エントリ入りしなくなるよう
はてなブログの互助会へ2週間潜入した感想 - めっちゃええやん とのことです。
というわけで、互助会については、
「あー、そんなこともあるのね」 程度に思ってればよいもので、「普通」にはてなのサービスを使っている人が気にするほどのものではないと、認識しております。
ちなみに、上に引用させていただいた、ええやんさんの記事は、「互助会」への潜入ルポになっていて、とってもおもしろいので、おすすめです。
それから、
・相互ブクマはてなブロガーリスト
というページを見ると、「相互にブックマークしあっているはてなブログユーザ」がポイント化されて表示されます。
このページを作っている Tatsuo Yamashita さんは、こうした「互助会」的な使い方を否定しているわけではなく、コミュニケーションの手段としてブックマークを使うグループが「人気エントリ」に入らないですむような「仕組み」を考えてらっしゃるのですが、後述の「自警団」の人からは、こちらのページは「互助会ブラックリスト」として「重宝」されているようです。
☆ここでちょっと一休み、<スポンサード・リンク>です。
互助会嫌いの「自警団」の人たち さて、先述のええやんさんは、相互ブックマークについて
「確実に迷惑行為だからやめましょう」
というのですが、果たしてそうでしょうか?
Tatsuo Yamashita さんは「相互ブクマはてなブログだけのホッテントリ」というリストも作っておられて、今日の時点では、
ホットエントリー 217 個のうち 10 個(4%)が 相互ブクマはてなブログ でした。
とのことです。
4% 程度の「雑音」に対して、迷惑行為だ、と思う方がいらっしゃっても、それはそれで当然だと思いますが、このくらいの「雑音」について
迷惑行為だからやめたほうがいい、 とまで言うことは果たして合理的なことでしょうか。
判断が別れるところだと思います。
「リテラシー」の高い人がみんな、それを「迷惑行為」と考えるか、というと、それも違うような気がします。
「効率優先」で、他者の価値観には「無頓着」なかたが、自分の「正義感」だけを根拠に、「迷惑行為」を認定しているような気がするんですけど、違いますかね?
そういう個人的な「正義感」を基準に、他者を批判するタイプの人を、ここでは「自警団」と呼ばせてもらうことにします。
(ええやんさんも、Tatsuo Yamashita さんも、別に「批判」はしてませんので、自警団というわけではありません。念のため)
可哀想な「自警団」の人たちのメンタリティ 今回この記事を書くことにしたきっかけは、碧乃あか男さんの
・怖いのはステロイドだけではない!抗生剤の副作用にも注意が必要! おまけの1コマ有り - 新・ぜんそく力な日常
今日の記事の見出しはこんな感じです。
一記事、閲覧数壱万を超えた話 はてなトップ30に載った話 「暴行OKな日本」から、否定コメントへの対処法の話 一記事、閲覧数壱万を超えた話 今月に入って書いた記事がいくつか、多めのブックマークと閲覧数をいただきました。
なかでも、
・「科学至上主義」のみなさんは、どうしてEM菌がそんなに嫌いなんですかね? - *魂の次元*
という記事は、グーグル・アナリティクスの計測で、11,773もの閲覧数をいただき、ぼくのウェブログ史上、空前絶後の記録となりました。
また、いただいたはてなブックマーク数も360と破格の数字です。
ブックマークをいただいた方々には、本当に感謝しております。
とはいえ、否定的コメントが多いので、素直に喜んでいいのかどうか、微妙なところなんですけど(笑)。
はてなトップ30に載った話 ぼくは、はじめて知ったのですが、
・今週のはてなブログランキング〔2017年9月第4週〕 - 週刊はてなブログ
というような記事があるんですね。
はてなブログでブックマークの多い順に30位まで紹介してくれているので、ぼくの300超えの記事も、13位で紹介していただきました。
そこからの流入数はさほどではないのですが、それまで知らなかった方にも見てもらえるだろうことは、ありがたいことです。
ぼくのは「炎上」ネタですから、ワットさんの
・黄金比の美がわかりやすい姿で目の前に示されるとは限らないという一例 - しいたげられたしいたけ
のような楽しい記事(23位)よりも上位になったことは、恐縮至極ですが、炎上で盛り上がる「はてな系市民」の娯楽になってしまった以上、致し方ないところでしょうか。
「暴行OKな日本」から、否定コメントへの対処法の話 はてなトップ30掲載の記事で、
・客に胸を触られたんだけど、日本は暴行OKな国なの? - Phil Hardison
というタイトルが目を引きました。
これはフィル・ハーディソンさんという日本とアメリカのハーフの女性が書いているものなのですが、博多のスポーツバーで働いていたところ、同じ男性客に二度も胸を鷲づかみにされたため、日本では性的犯罪は野放しになっているのか? という問題提起をした記事です。
さすがにこの記事に対しては、共感・同情するコメントが多いのですが、中には「国に帰れ」その他の否定コメントも散見されます。
ところが、ハーディソンさんの別の記事を見ると、
アンチやヘイターが暴れてくれればくれるほど、ブログが人の目に触れる機会が増え、その分ブロガーはお金を稼げてしまうというなんともダークな仕組みなのです。(炎上商法という言葉がありますが、ほぼほぼ同じ原理だと思って頂いて大丈夫かと思います)
こういった理由で私なんかはアンチやヘイターのおかげで美味しいご飯を食べれていると思っているので、基本的に感謝と愛以外ありません。手の平サイズのうさちゃんくらい可愛い、愛しい、お金までくれる・・・最高すぎない・・・?
金のなる木?ブロガーがアンチを愛する理由 - Phil Hardison というようなことが書いてあるもので、
すごいっ、「可愛くて愛おしい」か、さすがだ、この人は菩薩さまだ! と思ってしまいました。
わざわざ時間を割いてまで否定コメントを書いて、記事の宣伝をしてくれるのですから、ぼくもありがたいな、とは思っていたのですが、「可愛い・愛おしい」までは気持ちが及びませんでした。女性はひと味違いますねーー。
それから、否定コメントへの対応のもう一つ別の形なんですが、
・Markdownエディタを作って月15万円稼ぐためにやったこと — Inkdrop – 週休7日で働きたい
こちらの記事は、ソフトウェア製品の開発の記事になります。
個人の方がプロフェッショナルな個人ユーザ向けに Inkdrop というエディタを開発していることの報告なのですが、その中に
批判は常に情熱的で声高く響きますが、不満の無い人は基本的に何も言いません。なのであたかもネガティブな反応ばかりに思えてしまいます。でも見方を変えれば、批判が来るのは良いサインです。なぜなら、そもそもアプリに興味がなければ何も言ってくることは無いからです。一番怖いのは、リリース後に全く何も起こらないことです。ネガティブな反応は、あなたが正しい問題に取り組んでいる証明なのです。
僕は批判への対応に右往左往せず、今満足してくれている人を更に満足させることに集中しました。それが信じて進むべき方向だからです。
ということが書いてあります。
有用なソフトを開発している人に対しても、否定コメントがやってくる。
そして、それは「いい印」なのだ、というのですから、なんとも心強い話です。
そして、「否定コメントには対応しなくていい、肯定的な反応がもっと引き出せるように努力せよ」という潔い決心。
とても参考になります。
というわけで、今日の短めの記事でした。
それでは、みなさん、ナマステジーっ♬
最近書いた「差別」「EM菌」「牛乳の有害性」についての記事について、多くの方が、はてなブックマークのサービスを使って宣伝してくださっていること、本当に感謝しております。
ところが不思議なことに、宣伝してくださっている方のうちのほとんどが、自分が宣伝しているのだということに、気がついてらっしゃらないかのようにも思えます。
そこでお願いなのですが、この記事も含め、記事の内容が気に入らない場合は、どうかブックマークをしないでいただきたいのです。
ブックマークをすることは、内容のいかんに関わらず、記事の宣伝をすることになります。
気に入らない記事をブックマークすることは、あなたの時間を無駄にするだけでなく、あなたに似た誰かが、有益とは思えない記事を読んで時間を無駄にすることにもつながり、悪循環を生み出すだけの最悪手ではないでしょうか?
このことをご理解いただき、今後気に入らない記事をブックマークすることをおやめいただけるのならば、この記事をこれ以上読む必要はまったくありませんので、どうかご安心して、今お開きのページを閉じてください。
これまでに、ぼくの書いた記事に時間を費やしていただいたこと、心の底より感謝しております。
それでは、アディオス・アミーゴス!!
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ このあと、ぼくが書いた三つの記事に関連して、散漫な説明を試みますが、読者のみなさまが、ご自分の価値観から「有害」だとおもう記事を
「これ以上書かせまい」といくらやっても無駄だ、
ということを説明しているだけですので、以下の内容を閲覧するみなさまは、次の各項目に同意していただけたとみなします。
ぼくの記事に対して、ブックマークをつけた場合は、その内容に関わらず、ツンデレ的賛辞の言葉とみなされることを理解する。 ぼくの記事内容が「社会的に有害」と判断した場合は、ぼくを個人攻撃するのではなく、株式会社はてなに対して異議申立てをする。 相手の意見がどんなに自分のものとかけ離れていても、相手の立場を理解し、良識的な応答をするように心がける。 以上です。
それでは、こちらが今回の見出しとなります。
「はてな自警団」のみなさんが、どうしてわざわざブックマークをつけて宣伝をしてくれるのか、ようやく分かりました。 「自警団」のみなさま、どうかブックマークをつけて、記事の宣伝をすることはおやめください 一連の記事を書いている意図は「少数派の観点の提示」にあります 「差別」「EM菌」「牛乳の有害性」について書いた記事のリスト お時間がおありの方は、どうか心しておつき合いください。
─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ ─ 「はてな自警団」のみなさんが、どうしてわざわざブックマークをつけて宣伝をしてくれるのか、ようやく分かりました。 ここでは、自分が「不愉快」に思う記事をわざわざ読んでブックマークし、否定的なコメントを書く方を、「はてな自警団」と呼ばせていただきます。
そういうタイプの方がはてなには多数いらっしゃるのは存じておりましたが、どうしてそういうことをする方がいらっしゃるのか、長らくもう一つ理由が分かりませんでした。
ぼくが書いた一連の記事のうち、「差別」と「EM菌」に関するものは、閲覧数を稼ぐために、意図的に刺激的な書き方をした部分や、思慮が足らずに刺激的な書き方になってしまった部分があり、「炎上商法」的な受け止められ方をしたことも含め、
「こういう記事は見たくない」
といったコメントを書きたくなる方の気持ちは分かります。
けれど、ブックマークが集まれば宣伝になってしまうのですから、素知らぬ顔をしてスルーするか、せめてtwitter などで自分の仲間内で共有すればいいだけではないか、と思っていました。
そこで、「牛乳の有害性」についての記事を書くにあたっては、
タイトルはあえて、刺激的なものにしましたが、 最初にくどいくらいの前置きをおくとともに、 内容はシンプルに徹し、「こういう話もあるから、気になる方はご注意ください」 という程度にとどめました。
残念ながら、前の記事と比べて、あまりコメントの内容に違いはなく、否定的なコメントによって記事の宣伝をしてくださる方が、やはりたくさんいらっしゃいました。
しかしながら、こうしたメインの記事を書く合間に、コメントをくださった方へのお返事集も二つ書いているうち、そうしたやりとりの中で、ようやく
「相手の宣伝になるにも関わらず、否定的コメントをつける方がたくさんいる理由」
が推察できました。
多くの記事の書き手の方にとっては、「宣伝」のメリットより、「否定的コメント」のデメリットのほうが大きいので、
「はてな自警団」が否定の対象にするような内容は自粛することになる というわけなんでしょうね、多分。
みなさん、ハルオサンの
警察官クビになってからブログ 読んでますか?
彼のブログのヘッダ画像を一目見れば、ハルオサンが「フツウの人」でありえないことは、分かる人には分かっちゃうと思います。
そして、彼の書く記事を一つでも二つでも読んでみれば、「フツウ」にはありえない彼の「天才」的なセンスに溢れる文章のとりこになること請け合いです。
とはいえ、分からない人には、やっぱり分からないんでしょうね、ハルオサンの「天然系・野生の天才」ってものが。
というのは、ハルオサンのブログは大人気ですから、出版社から書籍化の話も来ているというのですが、文章もうまく、絵にも味がある、その上記事の内容がおもしろすぎるので、
文章のプロである出版社の人達からも
「どこかのプロの業者じゃないんですか?」
と言われてしまいました。
世にも奇妙な『はてなブログ』物語 - 警察官クビになってからブログ という話なんです。
そこで今日は、ぼくの大好きなハルオサンについて、彼が「業者」では *ありえない理由* と、その「野生の天才児」としての魅力を大雑把に気分次第で書いてみますので、お時間ある方はおつき合いください。
ハルオサンの実在性の証明。まずは、BuzzFeed の記事を読んでみてください。 なぜハルオサンはあんなに文章がうまいのか、そしてあんなに味のある絵が書けるのか? ハルオサンの魅力の秘密は「バランス派・天然系」にあり。 ハルオサンの実在性の証明。まずは、BuzzFeed の記事を読んでみてください。 播磨谷拓巳さんという方が、こちらで、ハルオサンのインタビュー記事を書いてます。
・「クソ人生を笑って」 難病、いじめ、ブラック企業 彼がブログを書く理由
ハルオサンの人生と、今の状況が簡潔にまとめられています。
しかし、簡潔すぎて面白みには欠けますので、ぜひハルオサンのブログを隅々まで読ことをおすすめします。ほんとに面白いですから。
で、このBuzzFeedの記事を素直に読めば、ハルオサンが業者の創作ではなく、実在の人物であるのは明らかですよね。
でも、ハルオサンの記事を読んでいて、「それにしても、どうも不思議だ」と思う方もいらっしゃることでしょう。
そこで、もう少しハルオサンの「内面」に迫ってみることにしましょう。
なぜハルオサンはあんなに文章がうまいのか、そしてあんなに味のある絵が書けるのか? どうしてハルオサンは、あんなに文章も絵もうまいのか、 本当に素人があんなに面白いブログを書けるのだろうか、 と思ってしまう人の気持ちも分からないではありません。
でも、ハルオサンにはできちゃうんですよ。
だって、ハルオサンは
天才 ですから。
みなさんは、イディオ・サヴァンという言葉をご存知でしょうか?
フランス語で「賢い白痴」の意味を持つこの言葉は、「イディオ=白痴」の意味が差別的だとして、現在では「サヴァン症候群」と呼ばれていますが、
知的障害や発達障害などのある者のうち、ごく特定の分野に限って優れた能力を発揮する者の症状を指す
サヴァン症候群 - Wikipedia ものです。
ハルオサンに対してなんらかの「診断」を下すつもりは毛頭ないのですが、彼が「サヴァン症候群」的な才能の持ち主であることは間違いがないと思うし、彼をそうした「特殊な才能」の持ち主と見ることは、決して彼を見下すことにはつながらないでしょう。
彼は自分が「天才的に文章がうまい」という事実に、気がついてすらいないようですし、自分の描く絵も多分、落書き程度にしか思ってないのではないでしょうか?
けれども、その「落書き程度」の絵の中に、彼の生きている世界の
あっけらかんとしているけれど、 悪意ある人がたくさんいて、 ほのぼのとしているけれど、 冷静さに支えられている、 そんな性質が、実に素直に、サラッと精密に表されている様子は、
野生の天才児
としか呼びようがありません。
こんなものを、もし「業者の人」が企んで作れるのだとしたら、それはもはや「業者の人」ではなくて、やっぱりただの「天才」です。
そして、そんな「天才」がわざわざ「業者の人」を(しかもこんなに長い間、大きな動きを見せないままに)続ける可能性は限りなくゼロに近いですから、結論としては、
ハルオサンが「業者」の創作だなんて思ってる人は、目にウロコがつきすぎ というものになります。
そんな皆さまには、こちらの貝印の「うろこ取り」など、大変お手頃で、扱いやすいものとなっておりますので、ぜひご購入をご検討お願いいたします。
ばしばしウロコが取れること請け合いです。
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