☆ロックでカッコよかったアベマが「ゴシップとフェイクニュースにまみれた」凡庸なメディアに「成り上がった」経緯がこれです。

この記事では、プロ奢ラレヤーこと中島太一氏(多分21歳)の

  • 「働かないで生きる人生」

を紹介するとともに、彼がなぜアベマのアイドルキャスターに

  • 噛みつかざるを得なかったか

を、この事件の当事者双方を傷つけることなくお伝えします。

なお、簡単に経緯をまとめますと、

  • プロ奢氏の生き方に「当てられた」キャスター氏が番組中泣いてしまい、
  • プロ奢氏はそれに淡々と対応していたために、「逆恨み」を買い、
  • その結果「いやらしい」質問をされたプロ奢氏がキャスター氏に噛みついた、
  • また、キャスター氏はその他にも番組中で事実と異なる説明をしており、
  • プロ奢氏は、そのような内容を放送するアベマを「フェイクニュースを流している」といって批判、
  • 結論としては、この事件の「責任」はお二人にではなく、アベマtvにある

ということになります。

プロ奢ラレヤーこと中島太一氏って何者?

ここではプロ奢さんについて、簡潔に紹介します。

中学二年のとき、友だちが亡くなったことをきっかけに、彼は「生きるとは何か」を考えるようになります。(中二病そのものですね!)

彼は「『何か』を残さなきゃ」生きていることにならないと思って、それが何なのかを考え続けました。

大学進学半年で彼は、その問いに一つの答えを見つけます。

 それは、未知でした。
 私のいままでの「なにか」は、いつも未知の世界にありました。わからないことを思い切ってやってみると、なんだか、いまを生きている心地がしたのです。友人や初対面の人たちに、いままでの私の人生について尋ねられ、意識的に記憶を振り返ってみたときに思い出す「こと」は、いつもその瞬間に生きた心地のしていた「こと」でした。
 わからないこと。生きた心地。
 それが私の、「なにか」になるのかもしれない。

もう怒ったぞ。全部タダで見せてやる。|プロ奢ラレヤー|note

そうして彼は大学をやめ、「未知」を生きるために、5,000円の寝袋とコンビニで買い占めたホッカイロと現金3万円を持って、冬のプラハに旅立ちます。

英語もロクに話せず、現地の言葉はまったく分からない。そんな彼が零下20度にもなる冬のプラハでの三ヶ月を、どうやって生き延びたのか……。

とにかく彼は三ヶ月を過ごしたチェコをあとにして、元気に日本に帰ってきます。しかもスロヴァキアの姉さん女房までお持ち帰りして。

帰国後 VALU と出会った彼は、そこを舞台に大活躍します。

https://valu.is は個人が会社のように「資金調達」できるようにするサービスで、彼はここで「自分の生き方」をお金に変える方法を学び、のちにそれが「奢られて生きる」という、プロ奢ラレヤーの誕生につながるわけです。

  1. 窮屈な日本社会で、
  2. 働くのが苦手な若者が、
  3. 軽々と自分らしく生きる。

この3つの要素によって、プロ奢さんが今ネット上で静かに熱いブームを作り出している理由を説明することができるでしょう。

ここまで読んでプロ奢氏に興味を持たれた方は、彼が書いた次の2つの記事を読むと、「うーむ」とうなること請け合いです。
もう怒ったぞ。全部タダで見せてやる。|プロ奢ラレヤー|note
「6カ月でフォロワー2万人を獲得した ツイッター戦略」|プロ奢ラレヤー|note

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アベマでのアイドルキャスターとの因縁の出会い。なぜプロ奢氏は彼女を泣かせてしまったのか?

2018年5月(?)プロ奢氏はアベマプライムに出演します。そこで、彼の発言が番組のアイドルキャスター氏を泣かせてしまいます。

けれども、普通の意味では「プロ奢氏が泣かせた」わけではありません。

「彼の存在」を目の当たりにしたキャスター氏が、自分の生き方を振り返って「泣かざるを得ない気持ちになった」というのが正しい言い方でしょう。

問題の場面の流れはこうです。(文字起こしは筆者により適宜編集)

[スタジオでは礼儀正しくしているが、録画のときガムを噛んでいたプロ奢氏について]
キャスター氏: ガム噛みながら取材受けるのはダメでしょう。
......
キャスター氏: ごちそうになるから楽しい時間を提供しなきゃとか……。

プロ奢氏: ないです。

キャスター氏 : 人に何かしてあげようとか……。

プロ奢氏: してあげるってのはゴーマンかなって。相手が求めてもないのに、してあげるなんてのはウゼーなって。自分が求められたら返すけど。
ふかわりょう氏: 何か大きなできごとがあって生き方を変えたとかは?

プロ奢氏: 高校生ぐらいのときに、朝起きて、制服に着替えて、学校に行ってっていう、そういう生活をずっと続けてるうちにしんどくなってきて、いけなくなっちゃって、で、行けないんだなってことに、行けなくなってから気づいて、ガム噛みながら取材受けるのだめでしょって言われても、あんまり分からない。じゃあ、ガム噛んでもいいように働こうって。

キャスター氏 : 将来はどうしようとかは?

プロ奢氏: 将来とか考えてないです。多分死ぬでしょう、どっかで。

[ここで場の空気が凍る]

ふかわりょう氏: ちょっとあのー。

[意味のない笑い声が上がる]
[キャスター氏静かに泣き始める。以下泣きながら話している]

キャスター氏 : わたしもごちそうになるときはある。お金を稼ぐのは時間をかけてるんだから、感謝がなきゃいけないと思う。
楽しい時間を提供しなきゃいけないと思ってたし、先輩におごってもらったら、後輩におごってあげなきゃとか、世の中ってそういうものと思ってたけど、きっとそれがうざいんだろうなー。

[プロ奢氏は終始無言でそれを聞いている]

“人のお金で生きる” プロ奢ラレヤーとは? 働く=古い、無職=新しい? - ニコニコ動画

このとき何が起こったのか、ぼくなりに解釈を述べましょう。

  • キャスター氏は初めからプロ奢氏の生き方を認めることができなかった。自分の生き方を否定されることになると思ったから。
  • しかしキャスター氏が何を言ってもプロ奢氏は堂々と受けて立ち、びくともしなかった。
  • 一番「痛い」ところをついたはずの「将来」の質問をしたときにも、なおプロ奢氏が「多分死ぬでしょう」とこともなげに返したとき、キャスター氏の中で「自分の努力が完全に否定された」という思いが湧き起こり、涙となって流れ出た。
  • 泣きながらもそれをきちんと言語化したキャスター氏は実に立派である。
  • 静かにそれを聞いていたプロ奢氏も同様に立派である。

大晦日のリターンマッチ。キャスター氏の「反則技」からプロ奢氏も場外乱闘へ。

さて、上記のアベマの番組中で、プロ奢氏は
「批判は批判だと思ってない。だけど殴られたら殴り返す」
という意味のことを言っています。

なのに、なのにですよ。

大晦日、アベマにプロ奢氏が再出演したリターンマッチで、キャスター氏は、場外で「ナイフ」をチラつかせたんですから、プロ奢氏が「噛みついて」乱闘になったのも、これは仕方がないでしょう。

どういう話かと言うと、大晦日の番組の中継現場でいきなり、

  • キャスター氏がプロ奢氏としては、触れてほしくない「離婚」の話題を持ちだしたため、
  • プロ奢氏は大変立腹して、翌日新年早々に「批判の記事」を書いた、

とそういうことです。

彼は前回の出演時にはっきり言っている通りに、「殴られたから殴り返した」だけなのですから、言行一致した立派な青年だと思います。

けれども、ぼくはこの件で女性キャスター氏を責めるつもりもありません。

前回の番組で「恥をかかせられた」と多分勘違いなさっただろうキャスター氏が、「軽く」意趣返しをしたくなる気持ちはよく分かるからです。

芸能界の「ドブ泥」の中を生き抜いた来てキャスター氏にとって、「離婚」の話題を振るなど、「ホンの軽いご挨拶」にすぎなかったに違いありません。

けれどもプロ奢氏は、あれだけ「ふてぶてしく」見えても、あなたやぼくと同じただの世間の一般人です。聞かれたくない個人的な話も当然あるでしょう。

芸能人からしたら「ただのご挨拶」でも、彼からしたら「ナイフ」を持ち出されて喧嘩を売られたことと同じだったとすれば、そこで彼が「殴りかかる」のも無理はありません。

しかもです。

プロ奢氏が事後確認しかできないところで、

「前回の放送で泣いたのは彼の生き方が受け入れられなかったとかじゃない」「感謝とかエゴじゃん、うぜえ」と言われたから、カチンときた」「感謝する人のことをウザいっていうのはおかしいだろ、とおもって」

新年なので、アベマの悪口いいます、|プロ奢ラレヤー|note

という具合に、前回の番組で起こったことを、自分の主観に基づいて「事実とは異なる説明をしていた」というのですから、もう目が当てられません。

しかし、このように目が当てられないことをしていても、なお、女性キャスター氏には同情の余地はあると思うのです。

彼女が「事実と異なる説明」をしたのは、「自分のメンツが潰された」と思い、感情的になってしまった結果、事実を確認する冷静さをなくしてしまっていたからに違いありません。「意図的に嘘をついたわけではない」と思うのです。

であれば、このような番組を企画した番組製作者の責任こそが問われるべきでしょう。

したがってプロ奢氏が、

これを女子アナが自発的に言ったのか、もしくはスタッフが言わせたのか、そのどちらの場合でも、アベマは「フェイクニュースと誰も求めてない週刊誌ムーブをかますだけのクソメディア」になりました、はい、少なくともぼくの中ではそう認識されました

と怒りの口調で書くのは、まったく正当なこととしか言いようがありません。

「ロックでカッコいいとおもう、だから地上波は嫌だけど、アベマはノーギャラでも出たかった」とまで期待していたアベマに、彼がとことん幻滅したのは当たり前すぎます。

以上、

  • 「地上波でも、週刊誌でも、ネットニュースでもない、ロックでカッコいいアベマ」が
  • 「ゴシップとフェイクニュースにまみれた」凡庸なメディアに成り上ががった瞬間

のご説明でした。

※この項の経緯は、プロ奢氏が書いたこちらの記事をもとにしています。
新年なので、アベマの悪口いいます、|プロ奢ラレヤー|note

以上で今回の記事はおしまいです。
それではみなさん、ナマステジーっ♬

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