キングコング西野亮廣氏の新著「新世界」を完全読解します!
いつもながらに話題作りのうまいキンコン西野氏が、11月に発売した新著を12月19日に早速ネット上で公開しました。
・11月発売&絶賛ヒット中のビジネス書『新世界』を全ページ無料公開します(西野亮廣)|新R25 - 20代ビジネスパーソンのバイブル
今までの著書と同じく、とってもおもしろい本ですので、スマホやパソコンでささっと目を通すもよし、書店やアマゾンで購入してじっくり線を引きながら読むもよし、ご自分に合った方法で楽しんでいただけたらと思いますが、「そこまでする時間はないよ」という皆さんのために、この記事では「新世界」の概要をご紹介したいと思います。
「大丈夫、行けるよ」
r25.jp 上の「新世界」のページを開くと、記事タイトルの上に小さめの赤い字で
- 「大丈夫、行けるよ」
という西野さんの呼びかけのメッセージが書いてあります。
この言葉に「新世界」という本に込められた西野さんの気持ちが詰まっているのを感じます。
今の世の中、正直に言って息苦しいとは思いませんか?
株や仮想通貨で誰かが儲けているような景気のいい話をメディアで見聞きする機会はあっても、自分の周りではそんな浮ついた話は聞いたことがありません。
ごく一部の人たちが儲けているのを遠目に見ながら、一般人のぼくたちは、一生懸命働いても稼ぎはたかが知れてるし、仕事につけずに悩むものも多い。
かといって会社に見切りをつけて起業ができるかといえば、それもどこか遠くの世界の話で、ほとんどの皆さんが現状に我慢して、なんとか毎日を過ごしている、そんな姿が目に浮かびます。
そこに西野さんという溢れるエネルギーを持つ青年が、
- 「大丈夫、行けるよ」
と、あなたの肩をぽんと叩いて、今とは違う新しい可能性を教えてくれるのがこの本、「新世界」なのです。
キンコン西野が経験した「苦難と成功」
西野さんは高校を卒業すると兵庫の田舎街をあとにして、大阪の「新世界」、家賃4万円の部屋で一人暮らしを始めます。
吉本の養成所で出会った梶原雄太氏とコンビを組み、死物狂いの努力をします。そして頭角を表し、20歳の頃には東京で「はねるのトびら」という深夜番組にメインとしてレギュラー出演するまでになります。
けれども、このスピード出世が仇になって、秒刻みのスケジュールと、期待に答えられないための批判の声がストレスとなり、相棒の梶原さんは精神に失調をきたし、失踪してしまいます。
マネジャと話し合って、一人では活動をせず、自宅待機をすることに決めた西野さんは、梶原さんの復帰を待ちながら、自宅でネタを書き続けます。梶原さんはいつ戻ってくるのか、本当に戻ってこれるのか、不安にかられながらも、彼は待ったのです。
そして三ヶ月、復帰した梶原さんとともに西野さんは活動を再開し、自宅待機中の経験を肥やしにして活躍します。
「はねるのトびら」はゴールデンタイムに進出し、日本一の視聴率を取るまでになります。
25歳のときのことでした。
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新しい挑戦とさらなる苦難の道
けれども西野さんは、その「売れっ子芸人」の地位に満足しませんでした。
西野さんはこう書いています。
ボクは、「どうして今の自分に、芸能界のトップを走る先輩方を追い抜く気配が備わっていないのか?」を考えてみることにした。
そしてそれは、先輩方の敷いたレールに乗って走っているからなのだと気がつきます。
西野さんは「新しいレールを敷く」という大胆な挑戦を始めます。
すると周りからは大バッシングの嵐が巻き起こります。新たな苦難の始まりです。
ここで西野さんは読者に語りかけます。
「キミは今どこにいる? 一歩踏み出したいけど、踏み出せない?
変わりたいけど、変われない?
一歩踏み出したら、ぼこぼこに殴られるんだもんね、怖いよね。
でもどうして? どうして挑戦すると、バカにされて、殴られるの? おかしいよね。
だけど、この国では『外』に出ようとすると村八分に遭う。『俺も我慢してるんだから、お前も我慢しろ』と言われる」
このように日本の社会の「エグさ」を語った上で、しかし西野さんは軽やかに続けます。
「でも、大丈夫。最初の一歩をあきらめる必要はない。
ボクが証拠だ。あんなに殴られたけど、死んでないだろ?
死んでないどころか、今のボクはつまんない仕事は全部断って、自分が本気で面白いと思ったことしかやっていない」
そうです、彼は、苦難の道を越えてきた末の、現在の「自由の境地」を高らかに宣言するのです。
そして、あなたが今いる場所から一歩踏み出すために必要なのは、「強い気持ち」ではなく、『情報』という武器によって、踏み出しても殺されない知恵を身につけることなのだと教えてくれます。
今現在、進行している大きな社会の変化に、多くの人はまだ気づいていません。
世界中で『お金』に対する考え方が変わり始め、『お金』とのつき合い方も大きな変化を迎えようとしています。
この変化の波に上手に乗るための『情報』を、西野さんが自分の経験にもとづいて教えてくれるというわけです。
「大丈夫、行けるよ」という力強いはげましの声とともに。
次の「第1章 貯信時代」の紹介は、次回に続かせていただきます。
お金を貯めるよりも大切な「信用を貯める」ことの話です。
それではみなさん、ナマステジーっ♬
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