日本脱出はじめの一歩・インド編
ニッポンの毎日、息苦しくありませんか?
日本の将来に不安を感じているのでしたら、とにかく一度海外の空気を吸ってみることをおすすめします。
この記事では、渡航先としてインドのメリット、デメリットを考えてみます。
どうしてインドなの?
渡航先としてインドを選ぶ大きなメリットは、180日滞在可能な長期ビザが簡単に取れることと、滞在費が安いことです。
※180日滞在できるeビザはオンラインで取得できますので、こちらのページなどをご参照ください。
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宿の値段は街によっても違いますが、一泊千円くらいで泊まれるところも割とあります。
http://booking.com などを見て辺りをつけるといいでしょう。
食費は現地の人と一緒の屋台や食堂なら、一食百円以下で済ませることもできます。
本当に最低限の生活費を考えると、ひと月五万円も見れば大丈夫なことになります。
あとは観光や贅沢品に、あなたがどれくらいお金をかけるか次第です。
航空券が往復7-8万円として、半年の海外体験が、40-50万円でできることになります。
人生の煮詰まりを打破するための投資として、決して悪くない選択肢のはずです。
※航空券を探すには、スカイスキャナーが便利です。
https://www.skyscanner.com
インドの最大の魅力は「異世界感」にあり!
初めて海外へ行く人にとっては、タイを始めとする東南アジアの国々も十分にエキゾチックではあります。
けれどもインドは異世界感が更に強烈です。
道端で寝ている人も多く、貧富の差も歴然としていますし、街なかに牛糞がぼたぼた落ちていたり、聖なる牛だけでなく、山羊、ロバ、馬も見かけます
中世と現代が混沌として入り交ざっているのです。
東南アジアの人々は集団志向な点では日本ともかなり共通する部分があるのですが、インドは個人志向が強く、慣れないうちは押しの強さに違和感を抱くかもしれません。
そしてインドはとても宗教的な土地柄です。どんな街でもヒンズー教のお寺、イスラム教のモスクなどがよく目に入ってきますし、その文化は一見日本とは大きく違って見えるものの、インドで生まれた仏教が共通項としてあることから、輪廻などの考え方などについては、日本人から見てもあまり違和感はない部分もあります。
中近東ほど遠くはないけれども、イラン・ペルシア系の文化も渾然一体となっている北インドの文化、そしてそのさらに北にはヒマラヤの文化があり、また南にはドラヴィダの文化がありと、多様性に溢れる異世界感がインド最大の魅力なのです。
とはいえインドに向かない人もいます。
とはいえ、インドは初めて海外に行く人にとっては、やや難易度が高い国かもしれません。
日本の便利で清潔な暮らしに慣れたあなたは、インドの不衛生な街や、買い物の値段交渉で音を上げてしまうかもしれません。
ですから、あなたが日本の生活水準に普通に満足しているのでしたら、むしろ欧米に行ってみたらいいでしょうし、もう少し違う世界が見たいという場合でも、タイやマレーシアなど、日本から行きやすく、文化的にも比較的近い国から行って見るほうが安全かもしれません。
けれども、もう日本の暮らしに飽き飽きしていて、
「一発がつんとショックがほしいんだ」
というくらいの意気込みがあるあなたならば、インド行きはあなたの人生を変えてくれることになるかもしれません。
英語できないんだけど大丈夫?
あなたがまったく英語ができない場合は、多少の準備は必要かもしれません。
けれども、中には「全然といっていいほど英語ができない」のに平気で旅行している人もいますし、とにかく気にしすぎないことです。
言葉に頼らなくても、ジェスチャーが得意なら、それだけでもかなりなんとかなります。
言葉の不自由さも楽しんでしまうくらいの気持ちで、新しい経験を味わってほしいと思います。
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最後に、ぼくのインド初体験の話
最後にぼくの海外初体験の話をします。
あれは1990年の二月のことでした。
新卒で勤めた会社を2年弱で退職したぼくば、本屋で目を引いたガイドブックを手に取って、初めての海外旅行として、ネパールに四週間行くことにしたのです。
行きはタイのバンコクで一泊し、翌日ネパールのカトマンズに飛んで、数日後には西のポカラに行って山歩きを楽しみました。
そして、タンセンという山の街を経由して、インドとの国境バイラワにバスの乗り継ぎのため一泊したのです。
今でこそバイラワの街は、ネパールとインドの最大の交易ルートとして、巨大なトラックがひっきりなしに列を作っていますが、当時はほんの田舎の国境街で、街道沿いは遮断器があって一応行き来が制限されているものの、一歩道を外れると、草っ原の空き地が広がっているだけで、インド側へも勝手に入っていけたんですね。
それで呑気なぼくは、インド側の街はどんな具合だろうと、草っ原をぶらぶらインド側へ歩いて行ったんです。
そうしてインド側の道に出て、さて街並みを見ようかと足を進めると、インドの人に声をかけられました。
「お前、どっから来たんだ?」という感じです。
これはやばいな、と思って「散歩だよ」ととぼけました。
けれどもそれで相手が許してくれるはずはありません。
「ネパールから来たな。ここはインドだぞ。警察に行ったらどうなるか分かるな」と言うのです。
しまったな、と思いつつ「えー、ここインドなの、知らなかったなー」などと更にとぼけます。
すると向こうは「千五百ルピー出せ」と言います。
「千五百? 千ならあるけど」と値切ります。
そして五百、千、と一枚ずつ紙幣を数えて渡そうとすると、「なんだ、ネパール・ルピーか、だったら千五百だ」
仕方がないと観念して、千五百ネパール・ルピーを渡して、冷や汗をかきながら、ネパール側へ戻っていったのでした。
ちなみに当時のレートで千五百ネパール・ルピーは日本円で一万円弱ほど。いい勉強になりました。*1
飛んで火に入る夏の虫、とはこのことか、という感じの体験でしたが、海外に行くと日本とは違ったトラブルもいろいろとありえますので、どうかみなさんお気をつけて!
それではみなさん、ナマステジーっ♬
☆インドについてのほかの読み物は、こちらにリストがありますので、どうぞ。
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*1:この辺りうろ覚えで書いているので、金額など勘違いがあるかもしれません。なんとなくこれくらいの感じかな、程度にお読みください。