世に呪わしきは炎上案件、その発生要因と対処法についてのぷち考察
たわし師匠(id:tawashix)の
「いつまでもそのネタ引っ張らないでほしいんだけどなー」とボヤいてる師匠の姿が目に浮かびますが、当サイトの基本方針「欲求に忠実」に断固したがわせていただき、ちょっとだけ書かせてくださいね、たわしさん。
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ところで先日、はてなブックマーク界隈を流していたところ、
・読み手を引き込む文章を書く、たった一つの方法 - Blue あなたとわたしの本
というタイトルが目に入ってしまったのです。
普段から、
「たった一つ」は「たったひとつの冴えたやり方」[(c) 朝倉久志、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア]だけで十分なんだけどなー、
と思っているわたくしなのではありますが、weblog時代の文章術を探求している身として、この記事は読まねばなるまい、と覚悟を決めて「ぽちっ」とクリックしたところ、文章の出だしには、こうありました。
名文、悪文、美文、いろいろあるとは思うのですが、読み手を引き込むことができなければ、そこで終わりです。引き込み、最後まで読んでもらわなければなりません。
まったく同感です。
そして、さらに読み進めるといきなり結論が。
読み手を引き込む文章を書く、たった一つの方法
それは、
推敲する、ということです。
たわし師匠の奥さんではありませんが、
「推敲するんかいーーーっ」
と思ってしまったことを、みなさんに正直に報告し、人さまの真面目な文章に対して、不謹慎な失笑をした自分を、神の子イエスさまの前で心より懺悔したいと思います。アーメン。
しかしです。
もちろん推敲は大切なことですし、人のことを笑うのはあまりお行儀のよいことでもないでしょう。
とはいえ、人のことを笑い飛ばす話をネット上で公開するという行為は、わざわざ糾弾しなければならないような、そして糾弾されたならば謝らなければならないような非社会的な行為なのでしょうか。
本サイトのタイトルは「魂の次元」となっていますが、今日はこの問題について、「公的・社交的・私的」という「三つの次元」にこじつけて論じてみたいと思います。
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さて、公的な場で、あからさまに他人を嘲笑するような行為は、糾弾されてもしかたのないものでしょう。
逆に、私的な場面では、あなたの友だちが嫌いな人間のしたことをあざ笑ったとしても、それが倫理的にはよろしくないことであるにせよ、その行為自体を糾弾しても、あまり意味はないものと思います。
ヒトは感情を発散させなければ生きていけない生き物ですし、それを糾弾などしてもケンカになるのが落ち、友だちであるのなら、むしろその感情をきちんと受け止めてあげることが、「笑わざるを得ない葛藤」をやわらげることになると思うからです。
難しいのは、公的とも私的とも重なるものの、別の次元として存在する「社交的」な領域にあります。
ネットのような「社交的」な場では、「公的」な場よりも脇が甘くなりますから、「失言」が出やすくなります。
しかし、その「失言」も「私的」な領域では、問題のないものかもしれません。
ところが、ネットという「社交的」な場では、「ちょっとした失言」が強く「糾弾」されるような現象が起きやすいわけです。
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相田ケイさんの記事、
・炎上は手っ取り早く注目を集めたい人には1つの手 - オモロク
では、この「糾弾」の力を逆手に取って使う「炎上勝法」が紹介されています。
一方的に叩かれる「反感」だけの記事ではなく、「共感」を呼びつつ「反感」までも呼ぶことができれば、あなたの読者数を大きく増やせるかもしれない、というわけです。
しかし、そこまでして読者を増やしたいという人は、やはり少数でしょう。
万が一、自分の記事が炎上案件になってしまった場合は、慌てず騒がず、落ち着いて謝るのがベストでしょう。
「糾弾の嵐」にさらされて、ヘドモドしてしまったとしても、それは上手に隠して、落ち着き払った様子でお詫びの言葉を書きましょう。
もちろん、きちんと推敲することも大切です。
・読み手を引き込む文章を書く、たった一つの方法 - Blue あなたとわたしの本
にもある通り、ここぞとばかり、読者への愛を込めて、念には念を込めて、しっかりきっちりすっきりと、納得のいくまで推敲をしなければなりません。
謝っているはずなのに、思わぬ言葉の端々に「自分は間違っていない」という気持ちが表れていたりすると、火に油を注ぐ結果にならないとも限らないからです。
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それにしても、世間話、与太話として書いてるような「ちょっとした失言」に、あんまりガミガミ噛みついてほしくはないですよね。
まあ、お噛みつきになられるみなさまがたも、いろいろストレスも溜まってらっしゃるでしょうし、ネット上でのエネルギーの発散も、精神衛生上たいへん結構なこととは思いますが、どうもこの、はてなブックマークにおける「ネガティブ・コメント」の嵐というのは、あまり見ていて気持ちのいいものではありませんので、こういった事象に対する、「ブックマークされる側」からのコントロールの技術というものも、はてなさんには少し考えていただけたら嬉しいかなぁ、などとも思う次第です。
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以前の記事
・悪魔と友だちになりたいあなたへ - ナポレオン・ヒル「悪魔を出し抜け!」の紹介 - *魂の次元*
では、「ヒプノティック・リズム」というものによって
「悪魔が人間を催眠状態に落とし入れてコントロールしている」
というようなことを書きました。
ぼくらは「公的・社交的・私的」の三つの次元において、それぞれの「ヒプノティック・リズム」にコントロールされているように思われます。
その「リズム」にのっとった自動化された行動には、当然メリットもあるわけですが、「公的」な性質も合わせ持つネットという「社交的」空間に、「私的」にすぎるリズムをうっかり持ち込むことが、「炎上」を呼んでしまう場合があるわけです。
ナポレオン・ヒルはその著書「悪魔を出し抜け!」の中で、
「周りのヒプノティック・リズムに流されるな」
と言うのと同時に、
「自分自身のヒプノティック・リズムを創り上げることによって、自分の人生をきちんと生きなさい」
という意味のことを言っています。
「公的・社交的・私的」といった、空間ごとに無意識的に切り替わっている自分のリズムに自覚的になることも、「自分自身のリズム」を生きるために大切なことだと思います。
「炎上」を過度に恐れることなく、さりとて普段から用心もおこたりなく、日々たのしく weblog を書いていきたいものです。
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なお、この記事は、当サイトの、グーグル・サーチコンソールによる検索語トップ3を使った三題噺として構成いたしました。
「魂の次元」、「夜中たわし」、「ヒプノティック・リズム」が検索語のトップ3とは、一体どういうサイトなんでしょうかね、こいつは?
というわけで、今回もネタにし放題させていただきました夜中たわしさん、ご協力本当にありがとうございました。
(勝手に協力させちゃって、ごみんね)
てなわけで、みなさん、ナマステジーっ♬