ブログで100万の読者を獲得したいなら、本気で「大ボラ」を吹きなさい - あるいは、俺は「相田ケイ」に惚れなおしたぜ
どうしたらブログで百万の読者を獲得し、
指先一つで巨万の富を得ることができるのだろうかと、
日夜、灰色の脳細胞を駆使して研究中のみなさん!!
今日はみなさんに朗報があります。
グッドニュースです。
グレートなお知らせです。
uucp によりモデム経由バケツリレー方式でメイルやニュースが配信されていたプレ・インターネット時代より、30年の長きに渡ってネットコミュニケーションの研鑽にハゲんできたわたくし那賀乃とし兵衛(ながのとしべえと読んでください。なお私は坊主頭ですがハゲてはおりません)が、ゴエンカさん方式のヴィパッサナー瞑想十日間合宿参加五回目にして、ついに、weblog で成功するための「究極の真理」を獲得することに成功したのです。
なんとも驚くべきことですが、ブログで成功することは、実は
「とーーっても簡単なこと」
であるのが判明してしまいました。
その方法とは、
「本気で大ボラを吹く」
ということだったのです。
これだけでは、なんのことやら、さっぱり...... でしょうから、一から五まで順に説明していくことにしましょう。
- 1. この記事で俺は「相田ケイ」に惚れなおしたぜ
- 2. 「相田ケイ」が教えてくれたこと
- 3. あなたの文章には、人の意識を「変容」させる力があるか
- 4. つまりは、『本気で「大ボラ」を吹け』ってことなんよ
- 5. 「成功」の定義を自在に操るとき、「成功」はすでにあなたの手の中にある
1. この記事で俺は「相田ケイ」に惚れなおしたぜ
以前にも二つの記事、
マストドンで「〜丼」というインスタンスを100個作ってみたい、あるいは、記事のタイトルはいかにしてつけるか - *魂の次元*
weblogの「たったひとつの冴えた」書き方、あるいは拡散・量産・龍角散 - *魂の次元*
で、相田ケイさんの記事をネタにさせていただきましたが、相田さんのこちらの記事、
文章嫌いだった僕が、ブログで数万PVを叩き出すために意識した3つのこと - オモロク
これには、ほんとうに心を揺さぶられました。
(ちなみにこちらの記事タイトル、35文字あります。何がなんでも32文字以内に収めようとして苦労なさっていたみなさん、こいつも朗報ですね。これでもう、タイトルの文字数を調整するために冷や汗を流す必要もなくなりました。3文字オーバーでも合格圏間違いなしです♬)
この記事は、的確な情報をシンプルな文章で読ませるための「お手本」として、one of the best なものだと思いますが、実質的な結語が素晴らしい。
あなただけの「対話」空間を、あなたの手で創りましょう。
ブログの記事を
『「対話」空間』
と捉え、それを
『あなた自身の手で作ること』
ができれば、
「『無敵のブログ』が一丁あがり」
というわけです。
2. 「相田ケイ」が教えてくれたこと
さて、相田さんは先ほどの記事で、
- 「読者にとって」余計なものは入れない
- 具体的に説明する
- 「私」と「あなた」を文中に入れる
この三つをきちんと意識するだけで、「記事を読んでもらえるようになる」と書いています。
そして、それによって、読者のみなさんに、
「ほら、こんなふうに『読んでもらえる』記事が書けるんですよ」
と、実例で示してくれているわけですから、これほど説得力のある記事もなかなかありません。
しかし、です。
ここでみなさんに、一つ考えていただきたいのは、この相田さんの記事は、本当に先ほどの三つの心がけだけで、このような「説得力」を生み出しているのでしょうか?
「それって、ちがくなーい?」
と、ぼくは思っちゃうんですよね。
3. あなたの文章には、人の意識を「変容」させる力があるか
相田さんの話術の「巧みさ」は、手品師の技の「巧みさ」です。
手品師は、いとも簡単に「鳩」を隠したり、出したりするのですが、その技を身につけるには、「タネ」を知るだけではなく、「猛練習」も必要です。
『いやでもぼくは「猛練習」なんてしてませんから』と相田さんが言うかどうかは分かりませんが、相田さんのような文章は、いくら「タネ」を仕込んだからと言って、「人並み」なぼくたちには、そう簡単に真似できるものではありません。
こういうことは「冷静に」考えればあきらかなことだと思いますが、相田さんの文章には、たくさんのタネやトリックがしかけてあって、ぼくたちの意識を「変容」させて、一種の「催眠状態」、すなわち「冷静さ」の対極である「熱狂」の方向へ持っていってくれるわけです。
つまり、本当は簡単にできるわけがないことを、
「これならできるかも」
と、思わせてくれるわけです。
人の意識を「変容」させる文章術、こいつは、もはや「芸術」の領域に達しているといっていいと思うんですよね。いわゆるひとつの state of the art とでも申しましょうか。
4. つまりは、『本気で「大ボラ」を吹け』ってことなんよ
人の意識を変容させるには、熱狂を呼び起こすことが有効です。
「あざとくてもいい」、「アホくさくてもいい」、あなたが「真剣」
に、九割がたの「事実」に混ぜて、一割の「大ボラ」を「渾身の力」を込めて吹くことができれば、百万の読者の心を動かすことができる......
かもしれません。
さてここで、話はぶっとびますが、仏教と呼ばれるお釈迦さんの教えだって、実はそういう「大ぼラ」にすぎないんだと、言ってしまえば、そうかもしれませんよね。
この世には、「苦」が存在する、
「苦」には「渇望」という原因がある、
「渇望」がやめば「苦」もやむ、
「苦」がやむためには、私の解く究極の真理である「八聖道」を実践すればいい......
まあ、お釈迦さんは、
「この方法は誰でもできる簡単な方法でーす」
とは言いませんでしたけれども、
「これが唯一絶対、間違いない方法だよーーん」
くらいのことは言ってますので、現代人のぼくらの目からすると、
Aさん「やっぱちょっとホラ入ってるよね」
Bさん「んだ、んだ」
みたいなところかと思います。
5. 「成功」の定義を自在に操るとき、「成功」はすでにあなたの手の中にある
ところで、みなさんにとって、「ブログでの成功」ってなんですか。
ブログなんて小さな話はやめて、いっそ「人生における成功」の話にしましょうか。
人生なんていつ何が起きるか分かりません。
今日は元気に美味しくご飯を食べているあなたが、あした自動車にはねられて「あの世行き」とまではいかなくても、「一生半身不随」にならないとは、誰にも言えません。
もちろん、そんな極端な「不幸」は多くの人にとっては縁のない話に違いないのですけれども、スティーブ・ジョブズじゃありませんが、今日が人生最後の日だったとしても悔いのないように毎日を生きていきたいものですよね。
というわけで、ぼくにとっての「ブログでの成功」は、楽しく文章を書いて、一人でもいいから、受けてくれる人がいること。
そして「人生での成功」は、今この瞬間が幸せであるように、一瞬一瞬を意識して生きること。
とまあ、「成功」なんて言葉の意味は、人それぞれの定義次第ですから、自分なりに楽しめる定義を考えて、楽しく成功への道を歩いていったらいいんじゃありませんかねーー。
というところで、今日の莫迦駄文は終わりにさせていただこうと思います。
それでは、みなさん、
インドはマハラシュトラ州、ゴエンカさん方式ヴィパッサナー瞑想の本拠地イガットプリにて、
本日十日間の合宿コースを終えたばかりのとし兵衛より、
最後までお読みいただき、ありがとうございましたっ、
ナマステジーっ、またねーーっっ♬