ゲゴンのバクソクから逃れようと
ゲゴンのバクソクから逃れようと思いついたのは、
もう何十年も前のことです。
思いつくのは簡単ですが、実行は難しいのです。
ゲゴンのバクソクから、ずいぶん逃れたつもりでいたのです。
けれど、全然、まだまだだなと、当然気がついたりするものなのです。
西インドのプシュカルという聖地で、
インドの痩せ気味の黒い人たちを街で見ていると、
自分が日本人だなあという気がしてくるのです。
ゲゴンにバクソクされているのです。
バクソクされているのは、ゲゴンばかりではありません。
カッコとかガクテツとか、吹けば飛ぶよなネンガイに、
バクソクされまくりのありさまなのです。
ああ、ぼくは、
もうバクソクなんてやめにして、
すべてのものからレガノって、
ただただ風にでもなってしまいたいのですが、
まだまだその境地には遠すぎます。
遠すぎることをいつも忘れないように気をつけて、
その日に向かって歩き続けるだけなのです。
☆こちらもどうぞ。
エッセイ的読み物です。堀田善衛「広場の孤独」にも軽く触れました。
【改憲に王手。ニッポンはホントーに大丈夫なのか?】
http://meratade.blogspot.jp/2016/09/blog-post_26.html