戦略爆撃
三月十日の東京大空襲のことを書くなら、重慶爆撃のことも書いておかないとバランスが悪いなと思って
とりあえず wikipedia を引いてみたところ、重慶爆撃の戦史上の位置づけという項にアメリカの日本への爆撃の
記述を見つけた。
太平洋戦線のアメリカ軍は、爆撃機としては当時最高性能のB-29戦略爆撃機を投入し、開始から半年足らずで多数の民間人殺傷と日本の戦争遂行能力低下という成果を挙げた。ただ、アメリカが期待した日本国民の士気の喪失は無く、むしろ逆に、民間人を無差別に殺戮する敵に対する怒りによる士気向上と、そのような相手に降伏した場合におこりうることへの不安から、降伏をためらい戦争を長引かせる原因となった。
この記述にどのような裏付けがあるのかは不勉強で分からないのだけど、戦争集結を早めさせる「名目」で行なった
戦略爆撃が戦争を長引かせる結果となっていたのだとすれば、まったく人間のすることは、一事が万事で
万事休す、てな感想を抱いてしまいます、はい。
で、重慶爆撃のことは、また別の機会に。
# なお、cloudwork というタグは、web 上のあちこちに言葉をばらまいて、わだかまっている気持ちを
# ときほぐすための練習、という程度の意味の試みとして使ってます。
# twitter 上のつぶやき、http://u.nu/6jy36、http://u.nu/5py36や、processkamakiri氏とのやりとりも
# よろしければご覧ください。
# タグ cloud-work から cloudwork に変更。[2010/02/26]