田中優の本、二冊
「戦争をやめさせ環境破壊をくいとめる新しい社会のつくり方―エコとピースのオルタナティブ」田中優 (合同出版 2005)
「世界から貧しさをなくす30の方法」田中優、樫田秀樹 (合同出版 2006)
那覇のモノレールの県庁前駅でおりて国際通りをわたると
まあまあの大きさの本屋があって、沖縄慰霊の日が六月二十三日に
あった関係なのか、戦争関係の本のコーナーがあったので覗いてみると、
そこに二冊、未来バンクをやってる田中優の本がおいてあって、
といっても一冊は共著だが、言ってみれば、戦争はなぜ起きるのか、
どうやったらとめることができるのか、という本である。
戦争はないほうがいいと思う。
だが、なくすことができるかと考えると、かなり難しいな、と思ってしまう。
なくせないにしても、無用な殺生はすくないほうがいいと思うし、
その線に沿って生きていきたいとも思う。
ぼくは田中優のように熱心に環境や戦争の問題に関わることはしないし、できない。
けれど、会って話せば、田中優もただのおっさんで、こっちはなにかといえば
わけのわからないゴクツブシ。
それでべつに問題ない。
それぞれがそれぞれのやりかたで生きるだけ。
どこかで重なり、どこかでつながる。
そういうことを楽しめばいいんだと思ってる。
沖縄の本屋で二冊の本を立ち読みして、そんなことを思った。