*魂の次元*

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カート・ヴォネガット「国のない男」


カート・ヴォネガット「国のない男」によると、マルクスが宗教を共産主義と相容れないものとして否定した、
というのは後世の人の誤解のようだ。
以下、引用。

スターリンの教会破壊や現在の中国での教会破壊についてだが、この種類の宗教弾圧はカール・マルクス
次の言葉が原因になっているらしい。つまり「宗教は民衆のアヘンである」というやつ。
マルクスがこう書いたのは 1884 年、アヘンおよびアヘン誘導体がだれもが手に入れることのできる唯一の
効果的な鎮痛剤だった頃のことだ。マルクス自身もアヘンを使用していて、その場限りであっても苦痛を
やわらげてくれるアヘンに感謝していたという。
マルクスは客観的な事実を述べているのであって、宗教がいいとか悪いとかいう話をしているわけではない。
宗教は、経済的、あるいは社会的な困難に対する鎮痛剤になりうるということだ。
つまり、宗教を否定しているわけではない。


まあこれは、誤解というよりは、スターリンやそれに類する人が、マルクスの言葉を自分に都合よくねじ曲げて
その解釈を流布したということだろうけど。

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