三月十日の東京大空襲のことを書くなら、重慶爆撃のことも書いておかないとバランスが悪いなと思って
とりあえず wikipedia を引いてみたところ、重慶爆撃の戦史上の位置づけという項にアメリカの日本への爆撃の
記述を見つけた。
太平洋戦線のアメリカ軍は、爆撃機としては当時最高性能のB-29戦略爆撃機を投入し、開始から半年足らずで多数の民間人殺傷と日本の戦争遂行能力低下という成果を挙げた。ただ、アメリカが期待した日本国民の士気の喪失は無く、むしろ逆に、民間人を無差別に殺戮する敵に対する怒りによる士気向上と、そのような相手に降伏した場合におこりうることへの不安から、降伏をためらい戦争を長引かせる原因となった。
この記述にどのような裏付けがあるのかは不勉強で分からないのだけど、戦争集結を早めさせる「名目」で行なった
戦略爆撃が戦争を長引かせる結果となっていたのだとすれば、まったく人間のすることは、一事が万事で
万事休す、てな感想を抱いてしまいます、はい。
で、重慶爆撃のことは、また別の機会に。
# なお、cloudwork というタグは、web 上のあちこちに言葉をばらまいて、わだかまっている気持ちを
# ときほぐすための練習、という程度の意味の試みとして使ってます。
# twitter 上のつぶやき、http://u.nu/6jy36、http://u.nu/5py36や、processkamakiri氏とのやりとりも
# よろしければご覧ください。
# タグ cloud-work から cloudwork に変更。[2010/02/26]
大空襲で落とした焼夷弾
日本の木造家屋専用に開発したんだそうだ
戦争って恐ろしいわ
もうじき三月十日、東京大空襲の日
六十五年前のその日のことに
少し想いを巡らしてみよう
そこにいる人々の気持ちは晴れやかですか?
もしそうでない場合はその人たちと一緒にいる間は
その曇った気持ちにからめとられないよう
注意したほうがいいですね。
久しぶりに aureliano さんの日記を見たら、自分のことを誰よりも分かってないのは自分自身という項目があった。
ほんとにそうです。
自分を客観的に見るのは難しくて、つい目をそむけちゃいます。
今度またギター弾き語りのライブをやるんで今練習中なんだけど、あまりの下手さについ、
開き直りたくなっちゃうんだよね。このくらいできればいいじゃん、みたいな感じで。
いやいや、そんなことではいけません、とにかく人前でやるんですから、できる限りのことは
やって、舞台に のぞもうではありませんか(笑)。
aureliano さんの日記に戻ると、お笑い芸人志望の若い人に教えていて、滑舌が悪いから
もっとはっきりしゃべるように言ったところ、「緊張すると早口になっちゃって」と返され、
あきれて次のように言ったそうです。
きみがラーメン屋に入ったとする。そこで、出されたラーメンに髪の毛が入ってて、きみがそれを指摘したとしよう。そうした時に、もし店主に「いや、分かってはいるんですけど、緊張しちゃうとつい湯切りの時に頭を振り乱して、スープに髪の毛が入っちゃうんですよね」と言われたら、きみはどう思うか?
なかなか素敵なたとえ話で笑いました。
追記:前半がおもしろい内容なだけに、最後が広告になってるのには また笑ってしまいまいした:-)
私はあなたの善について語ることならできますが、悪について語ることはできません。
悪は自らの飢えと渇きに苦しむ善そのものにほかならないからです。
善が飢えているときは、まっ暗な洞窟のなかにさえ食べものを探し求め、
渇いているときには死水さえ飲もうとするのです。
--- カリール・ジブラン
http://twitter.com/bookclubkai/status/8890577666 より孫引き。
百年ほど前、レバノンに生まれた詩人。ハリール・ジブラーンの方がもとの音に近いみたい。
アラブのひとのものはほとんど読んだことないので、もう少し読んでみたいと思う。
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