ぼくらはいつのまにか、ロボットになっちまったのさ。
体なんて全部、機械に置き換えちまったからな。
感情だってめんどくさい、ぜんぶ捨てちまうことにしたさ。
自由意志なんて忘れっちゃえよ、何を悩むことがあるってんだ。
だけれど、そうしてロボットになったはずなのに、涙だけは流れるんだな。
涙腺だけは捨て切れないでいるんだ、盲腸みたいなもんさ。
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自動書記、というわけではないのだけれど、
言葉の限界を超えられないかと思ったんだ。
はじめから限界なんてないんだから、いつだってぼくらは
無限の世界で遊び続けるだけなのにねぇ。
無限なんて数学者の作り物とも聞いたっけなぁ、けど
言葉がそもそも意味不明の落書きに過ぎないんじゃないの。
意味不明の寝言は寝てるときだけにしたいよね、だから
どうにも頭が呆然としてる今は、白昼夢でも見ることにして。
ただただいつまでも、世界の神秘を呆然と見上げていたくて、
それで未消化のまま言葉を吐き捨てたのさ。
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ぼくらは。
自由に行動を決めているらしい。
ぼくらは。
無意識のうちに行動を決められているらしい。
その二つの間のどこかに。
真実はあるんでしょう。
だからぼくらは。
自分で決めていいのよ。
じぶんに自由意志があるのか。
それともないのかってことをね。
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ヒトなんてものは矛盾の塊。そうは思いませんか。
意識の部分で考えてることは、人それぞれで、一見矛盾などないかのように、きれいにスマートに整っている人もいます。
でも、そういう人だって、いわゆる無意識・潜在意識、そっちの方面までは整えきれるもんじゃないですよね。
多分、ひょっとして、世界にはごく少数だけ、「聖者」の名に値する「ほんもの」の人というのもいて、そういう人たちは、無意識の領域に至るまで高度に統合されているのでしょうか。
けれども、ぼくら凡人は、そんな域には到底達し得ないし、外見だけスマートに整えるレベルですら、ちょっと難しすぎるってわけで。
ま、スマートに見せかけてボロを出すよりは、はじめから矛盾丸出しで、いいんじゃないですか。
どうせ人間、矛盾の塊。
そう思うことができれば、人が何してようが、いちいち気にしないですむようになるし、人から何を言われても腹が立たないようになりますよ。
矛盾の塊同士、楽しくやっていこうじゃないですか。
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すみません
人生を変える一冊をください
人生うまくいってないのかって?
いや結構うまくいってますよ
お金も仕事もありませんけどね
ええ
それでも変えてみたいんですよ
一冊で無理だっていうんなら
まとめてどかんとお願いします
そうですよね
本を読んで人生変えようなんて
虫のいい話しなのは分かってます
言葉だけじゃ生き方は変わりませんもんね
読むだけじゃダメですよね
それが行動につながらないと
だからただ読んで終わりにはしませんよ
人生を変える覚悟で来たんですから
えっ
これですか?
でもこれって白い本……
ノートですよね?
なるほど分かりました
読む本は自分で探します
このノートにいろいろ書いて
行動につなげます
これがぼくの
人生を変える一冊になるように
本を読んだり人と話したり
一日一日を大切に生きることにしますよ
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バンコクのあと、マレーシアのクアラルンプルまで南下し、そこから南インドに飛んだ。
シヴァ神の具現である聖なる山アルナチャラの麓の田舎街ティルバンナマライで過ごしたひと月は格別だった。
そののち、マレーのペナンでしばらく過ごしたあと、今はまたタイのハートヤイにいる。
なんの因果(カルマ)で自分はこんなところをうろついているのだろうかと、いぶかりながら、三つの国の共通点と相違点に想いを馳せるハートヤイの夕暮れどきである。
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哲学なんてぼくには難しすぎる
興味がないわけじゃないんだけど
ジャズやクラシックと同じでちょっと遠い存在で
でもほんとは哲学なんて
ただその人なりの物の見方ってことでしょ
それならぼくだってたまには哲学してますよ
それで今日は考えてみたのさ
哲学って一体何なのかってね
(考えた内容についてはhttp://meratade.blogspot.com/2016/06/01.htmlをご覧ください)