*魂の次元*

論理と直感の間で綱渡りをする魔術師になりたい。

[ネタバレあり]技巧派の作家が紡ぎ出す「言葉の網の目」に捉えられた12の愛の形 -- イタロ・カルヴィーノ『むずかしい愛』

イタロ・カルヴィーノは、20世紀のイタリアの作家のうちでもっとも有名といっていいくらい各国に翻訳されている作家であり、日本語でもほとんどの作品を読むことができます。 その作風は、作品ごとにさまざまで、初期の代表作『木のぼり男爵』は寓話風の物語…

〈歴史の常識〉に挑戦する変格トンデモ・ミステリ「邪馬台国はどこですか?」をキミは読んだか!?

あなたは「ミステリ」って一体どういう小説のことをいうと思いますか?のっけから唐突な質問で恐縮です。鯨統一郎の連作短編小説集「邪馬台国はどこですか?」に狂言回し役として登場する気鋭の歴史学者・早乙女静香なら、「それに答えるには上下二巻の本を…

絶対あきらめない。だけど、がんばったりもしない。

言葉が生きてるのは知ってる? ぼくはこの言葉が、誰かに届くことを信じて書いている。だって、言葉は生き物なんだから。この十本の指先から生まれた、確かに命を持つ不思議な生き物たちが、今きみの心に働きかけているのが、ぼくには見えるんだ。そして同時…

女と男に違いがあるのは当然? - 女の子に大人気のアニメ「プリキュア」製作者のこの話には全身が震えました

男女平等が行きすぎて、 女も男もなんでも同じようにやらなければならない というようなことを言う人がときどきいて、それは少しおかしな話に思えます。女性と男性には、身体的にも、心理的にも大きな違いがあり、一般的に言って、女性が向く仕事や、男性が…

すべての炎上は「善い炎上」である、あるいは炎上の「よしあし」とそこから「学ぶべきこと」

ネット上にはさまざまな炎上の種が転がっており、少しのきっかけで炎が上がります。うっかりすると水のつもりで油を注いでしまって、なにもしなければボヤですんだのに、手のつけようのない大火事になっちゃった、なんて話もいくらでもあります。この記事で…

代替医療としての「ホメオパシーやEM菌の意義」と疑似科学「批判」の有害性について

同種療法とも呼ばれるホメオパシーは、現代科学ではその根拠が証明されていないため、疑似科学でしかないとの批判があります。けれども、どんな物質にもプラシーボ(偽薬)効果は当然ありますから、ホメオパシーのレメディ(糖衣錠)を服用して症状が改善する人…

人気の代替医療・ホメオパシー早わかり - 科学的「根拠」はなくても効くんです

みなさん、ホメオパシーという代替医療のことはご存知でしょうか。現代医療の抱えるさまざまな問題に疑問を感じる人たちの間で、人気が高まっている代替医療と呼ばれるものの一つです。実は、このホメオパシー、ネット上の科学重視派の人たちからは毛嫌いさ…

女は13歳、男は14歳で音楽の好みが決まるという「伝説」に挑戦しました - あるいは、FNMNLさん、そりゃまた「誤報」でんがな!

ツイッターで、 大人になってからの音楽の好みは14歳の時に聴いた音楽で形成されている という情報を目にしたぼくは、「これは怪しいぞ」と思いました。何が怪しいって、ぼくの好みは14歳のときになんか、絶対決まってませんから。確かに当時耳に入ってきた…

何者かになれても、なれなくても、とにかく善く生きよう

はてな匿名ダイアリーの ・人生何者にもなれなかった、けど という記事がとてもよい文章だったので、今回はそれにまつわる話です。 ナニモノくんの嘆きと悟りと可能性 世間の目と自分の目 - 何者にもなれないことを反芻する - fujiponさんの場合 主観的なニ…

はあちゅうさんの「誤報」と、はるかぜちゃんの「意見」、ネットでの議論が噛み合わないのはどうして? - 「動物最強」発言再考

ネット有名人のはあちゅうさんが、「手っ取り早くSNSで有名になりたかったら猫か犬を飼うとよいらしい」 (https://twitter.com/ha_chu/status/964297202070794240)とツイートしたことに対し、ペット遺棄の問題を重視する動物愛護派の人たちからの抗議が殺到…

「なんとかしなくちゃ」とついつい思っちゃうあなたへ贈る究極の対処法です

人生には苦しい場面というものもつきもので、そういうときは少し頑張って「なんとかしなくちゃ」という気持ちが大切になりもします。でも、もしあなたが毎日のように 「なんとかしなくちゃ」 と思っているとしたら、それって結構しんどいですよね。それほど…

はあちゅうさんの「動物最強!」発言の炎上について、共感能力の視点から考察してみました

みなさん、おはこんばんわ、とし兵衛です。ネット芸能人のはあちゅう氏こと、伊藤春香氏をご存知でしょうか。彼女は電通勤務の経験があるセルフブランディングに長けた作家であり、ツイッターのフォロワー数は 17万8千人に達するというネット界の有名人です…

哲学、ああ無常 - 永遠の真理に至るために、軽々と世界観を変容させるべし

学問としての哲学は、いろいろと込み入っていて、気軽には近づきがたい雰囲気があります。でも、人生哲学みたいな使い方をするように、英語の philosophy は、人それぞれの「人生における考え方、生きる指針」くらいの意味だったりするんですよね。てなとこ…

頑固親父よ永遠なれ、あるいは、ネットでオッサンが怒りの言葉を並べたっていいじゃないか

前の記事、 ・「心のオッサン化を防ぐ最強の方法」それはずばり「若者をリスペクトする」ことでしょう! - *魂の次元* では、世のオッサンたちよ、若者をリスペクトして、良好な関係性を作り、いつまでも若々しくあろう! と、たいへん前向きの主張をした直…

「心のオッサン化を防ぐ最強の方法」それはずばり「若者をリスペクトする」ことでしょう!

この記事のタイトルを読んで、「なにっ、若者をリスペクトするだとっ!」と思ったあなた、この記事はあなたのために書かれたようなものなので、どうかもう少し読み進めてみてほしい。 ヒデヨシさんの OSSAN NO OWARI 計画(仮称)が泣けた 世のオッサンたちよ…

英語の勉強法で悩んでいるあなたへ -- 「よく聴いて、よく喋る」それが語学の王道です

わっとさんがこちらの記事 ・小ネタ集。共通点は「プチ自慢」 - しいたげられたしいたけ TOEIC 受けたことありますか? TOEIC の点が高ければ、ほんとうに英語が使えるのか? 「よく聴いて、よく喋る」、語学の上達はこれに限ります 教材の選び方とおすすめ…

無用の用の要不要、独活(うど)の大木やすむに似たり

今日も極東の島国でお過ごしのみなさま、おはようさんです。ヤポネシア列島ではまだまだ寒さが続くところでしょうが、そろそろ春の香りを届けてくれる独活(うど)なども出回り始めたようで、四季それぞれに山の幸海の幸豊かな秋津の国を思い出しつつ、北イン…

結婚にまつわる二、三の心象風景

giveus さんが「ある新卒 - いのちばっかりさ」という記事で、「みんなの結婚前の話が聞きたい」という意味のことを書いていましたので、今回は結婚と聞いて思い浮かぶあれこれをつれづれに書いてみようと思います。 「結婚のことはどう考えてるの?」と女友…

暑き日の自由律

日本で寒い冬をお過ごしの皆さん、おはようさんです。こちら、北インドの聖地ハリドワルは、もうだいぶ寒さもゆるんできていたのですが、今日は天気が悪く、ちょっと寒めの一日となりそうです。そこで今日は、熱に満ちたしばらく昔の日を思い起こし、二年前…

拝啓シロクマ先生、ブロガーの大人の事情と私小説の関係について考えてみました

この記事の内容のいい加減な要約: 「ブログに文章を書く」ことをはじめとするすべての表現は、貨幣との交換が可能となった時点で、私小説的な「恥をひさぐ」行為となりかねない。 恥をひさいで悪い理由もないが、貨幣との交換を前提としながら「恥をひさがな…

ソウル・フラワー・ユニオン、神戸、福島。そして明日も平和な世界でありますように

ソウル・フラワー・ユニオンの「満月の夕(ゆうべ)」は、ぼくにとって思い出深い歌です。神戸の震災をモチーフに、やるせない思いを力強く歌い上げるその歌を、ぼくは友だちの弾き語りで知りました。 星が降る 満月が笑う 焼け跡を包むようにおどす風解き放て…

夏目漱石・三島由紀夫・筒井康隆から庵野秀明に至る実存問題の厨ニ病的軌跡という大げさな題名をつけてみました

この記事で言いたかったこと: ぼくたちの人生は「矛盾した欲求」という名のダブルマインドに満ちている。 この不可思議な人生を楽しく乗り切るために、ブレーキを踏みながら、アクセルを踏み込むという曲芸を身につけるのも一興である。みなさん、おはこんば…

インド・ハリドワル、聖地にて年の瀬を過ごす

インドのハリドワルという聖地に来ています。 たくさんの人が巡礼に訪れる有名な街ですが、外国の人はほとんどいません。ガンジス川沿いの巡礼宿に泊まっており、毎夕七、八人のお坊さんが、ガンガーの神に祈りを捧げるのに立ち会うと心もすがすがしくなり、…

人間の「業」は深くて重い。でもまー、ちょっとずつ落としていけばいいんじゃない?

みなさん、こんにちわ。今日は、カメキチさんのこちらの記事、 ・2017.12.13 業 - kame710のブログ を読んで、「業」というものについて考えたことを書きます。 重さの違いはあっても、「業」は誰もが背負うもの、かな。 カルマを落とす人生哲学としての仏教…

早稲田発、香港経由、宇宙の果ての特異点への道行き、あるいはつれづれなる脱線気味・思考列車の車窓より

ネット上のみなさま、宇宙の果てよりこんにちわ。この記事は、散漫な散歩道とでもいうべき、なんとなくの目印だけを頼りに、言葉のそぞろ歩きをつづったものです。お時間のある方は、お付き合いください。 ある大学生の日常、そして、出発点は早稲田。 動物…

明治150年? 紀元2600年とかいうのもあったよね。

meduium.com で知り合った「鰯」さんのこの記事、 ・明治150年? – 岩下 啓亮 – Medium ちょっと興味深く思ったので、今回はその話。

人はなぜ悲鳴を聞くとゾッとするのか。あるいは、扁桃体の乗っ取りにご用心

wired.jp にこんな記事が出ていたました。 ・悲鳴にゾッとするのは「甲高いから」ではなかった──米研究結果で判明した「絶叫のメカニズム」|WIRED.jpここで取り上げられている研究は二年前のもので、どうして今これを記事にしたのか不思議なのですが、ちょ…

今(現代)、なぜ物々交換なのか、あるいは「アマゾンの欲しいものリスト」が作る楽しいネット縁

ネット通販の覇者アマゾンに「欲しいものリスト」というのがあるのは知っていたのですが、自分では使ったことがありませんでした。自分の「欲しいものリスト」を公開しても、誰も何も送ってくれない気がしたし、自分から誰かに何かを贈るような、社交性のあ…

自分だけで考える必要はありません。「集合知」をあなたのものにするための三つのステップ

しばらく前の medium.com にこういう記事が載っていました。 ・The Myth of Independent Thought – The Polymath Project – Medium直訳すると「独立思考の神話」というような意味ですが、「他の人に一切頼らないで考えることはできないよね」みたいな話です…

なぜ円安と株高はセットでやってくるのか - ニッポンの危ない経済政策

日本のみなさん、こんにちわー。「景気は回復している」とニュースでは言っているのに、賃上げとしては反映されず、その実感もないまま年末の日々を過ごしていらっしゃることでしょうか。ぼくはどっちかというと経済音痴ですが、海外暮らしが長いので、円の…

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