*魂の次元* (by としべえ)

肩から力を抜いて、自由に楽しく生きる。

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クリスティーナ・ホール「言葉を変えると、人生が変わる」

クリスティーナ・ホール「言葉を変えると、人生が変わる」大空夢湧子訳、2008年、ヴォイス google ブックスでカスタネダを検索していたら、この本が目に入った。 カスタネダの「イクストランへの旅」から言葉によって自分を変える方法を書いたくだりが引用さ…

ミスター・ボージャングル

遠藤ミチロウが歌っている「Mr. ボージャングル」しか知らなかったんだけど、ずいぶん昔のアメリカの歌だったんだね、こいつは。 ミチロウのバージョンももちろんいいんだけど、こっちにあるニーナ・シモンのもとってもいい。 よかったら聴いてみてよ。 http…

りはくをきどって

びーるをひとかん のみながらなので ながいぶんしょうは かかなくていいや ひらがなばかりで よみづらいけど そんなよけいなきづかい ひつようもないし それにしても ぼくは また ここにいて おおむね あしたも やっぱり ここにいる そんなひびを くりかえす…

ぼくらはうたかた

泡々(うたかた)のように浮かんでは消えてゆくぼくの思考。 それをとりあえず紙に記(しる)してみる。 自分がなくなってしまいそうで恐いから、そんなことを しているのかもしれない。 とすればその逆手を取って、「自分」を消すためにここからは 書くのだ。 …

タイの光のもと、ずれずれなるままに

ここはタイ。 人が「微笑みの」とか枕詞をつけて呼んだりする国。 つい先頃まで首都バンコクでは流血の事態が続いていたけれど、 田舎街にいるぼくにはそれほどの実感もなく。 何かを表現したい、という煩悩がまだ残っている。 あの人やこの人の weblog を読…

カート・ヴォネガット「国のない男」

カート・ヴォネガット「国のない男」によると、マルクスが宗教を共産主義と相容れないものとして否定した、 というのは後世の人の誤解のようだ。 以下、引用。 スターリンの教会破壊や現在の中国での教会破壊についてだが、この種類の宗教弾圧はカール・マル…

「欲望と消費」スチュアート&エリザベス・イーウェン

「欲望と消費 トレンドはいかにして形づくられるか」スチュアート&エリザベス・イーウェン、 小沢瑞穂訳、晶文社1988 ぼくたちは、ぼくたちの生きる社会を「資本主義」社会として受け止めているのだろうか。 それとも「消費主義」? あるいは「浪費主義」?…

山田正紀「地球・精神分析記録(エルド・アナリュシス)」

山田正紀「地球・精神分析記録(エルド・アナリュシス)」 心理学的冒険sf。 今から三十年ほど前、中学生の時に読んでさっぱり分らなかったが、帯の惹句、 「狂っているのは私なのか、それともこの世界なのか」というのが忘れられず再読した。 いささか古め…

ハインリヒ・フォン・クライスト「チリの地震」

ハインリヒ・フォン・クライスト「チリの地震」 十八世紀から十九世紀にかけて三十四年の短い歳月を生きたドイツの人の短編集です。 やや古めかしくはありますが、奇妙な味の短編好きのかたなら一読して損はない。 表題作の「チリの地震」など悲劇的な因縁譚…

自分のことを客観的に見るのは ほんとにムズカシイ

久しぶりに aureliano さんの日記を見たら、自分のことを誰よりも分かってないのは自分自身という項目があった。 ほんとにそうです。 自分を客観的に見るのは難しくて、つい目をそむけちゃいます。 今度またギター弾き語りのライブをやるんで今練習中なんだ…

ものごとは見かけと違います

友だちに貸してもらって村上春樹の「1Q84」を読み始めたところなんですが。 巻頭、主人公の一人である青豆はタクシーに乗ってます。 首都高の渋滞につかまった彼女は、待ち合わせの時間に遅れないようにと、 タクシーの運転手の助言にしたがって非常用階段を…

表現と伝言

人が、たとえば weblog に何かを書くということによって、表現をするとき、 その人なりの表現の意味というものはもちろんある。 それは、単なる暇つぶしかもしれないし、知人に近況を知らせているのかもしれないし、 あるいは、孤独な独白(ひとりごと)ではあ…

ブッツァーティ「神を見た犬」

ディーノ・ブッツァーティ「神を見た犬」関口英子訳、光文社文庫2007 みさなん、お元気でお過ごしでしょうか。 この本については前にもちょっと書いたけど、また読み直したので感想を追加します。 ブッツァーティは独特の味わいの幻想的ないし寓話的短篇を書…

山田正紀「オフェーリアの物語」

以前森下一仁氏の weblog で見かけて気になっていた 山田正紀「オフェーリアの物語」理論社 2008 を読んだ。 森下氏の言葉を引くと 明治維新後の理性が支配する日本と、それ以前の夢想がそのまま現実と溶け合っていた日本とを 不思議な言語理論で対比する意…

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