*魂の次元* (by としべえ)

肩から力を抜いて、自由に楽しく生きる。

「ブログは低品質でも毎日更新しよう!」という初心者を惑わす発言について考えてみました - 結論: 成功したければ自分なりのスタンスを確立せよ!

「月商600万円のメディア運営者」であるタクスズキさんが、

ヒカキン氏「消えるクリエイターは週1頻度で、時間をかけて凝った動画を配信する。消えずに活躍する人は質が低くても、毎日続ける」--これはブログも同じ。「内容薄くなる」は気にせず、毎日続けた方がアクセス、売上伸びるよ

という記事を書き、この記事のお知らせツイートが10,000件以上もリツイートされています。

タクさんのこの意見は「本当に正しい」と言えるのかどうか、少しばかり考えてみることにしましょう。

ちなみのこの記事の結論は、

  • 成功者の意見だからといって、鵜呑みにしちゃダメだよ、

という平凡至極なものです。

  • 「記事の品質は気にせず、毎日続けたほうがアクセス、売上は伸びる」は本当か?
  • そもそもヒカキンさんは「毎日発信すべし」とは言ってないんだよね
  • ブロガーとして成功したいあなたがまず考えるべきことは「自分なりのスタンスの確立」じゃないでしょうか
  • 「自分なりのスタンスの確立」の実例としてオレノ・ユイゴンさんのこと
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LGBT問題で批判される杉田水脈氏を擁護するツイートを巡るSNS的珍妙な攻防とぼくたちの未来

「LGBTには生産性がない」という差別発言で悪名を馳せている自由民主党所属・2期目の衆議院議員をつとめる杉田水脈(みお)氏ですが、理学博士の琳さんという方が、その杉田氏を擁護する内容のツイートをしています。

一連のツイートの中で、
「自分の知り合いにも性的少数者の人はいるが、そうした人から差別されているというような話は聞いたことがない」
という趣旨の発言があり、これに対し、ブックマーク・コメントが183もついていますので、その中身をちょっと見てみましょう。

  • 「差別は存在しない」と自分の経験だけで言い切ってしまう誤謬
  • 「誤謬」としか言いようのない意見にネット上で出会ったとき、どうすればいいのか
  • もともとの杉田氏の発言に戻って、ニッポンの未来のお先真っ暗感を味わってみましょう
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街頭で政治的な意思表示をするのって、かっこわるい? 迷惑? なんか意味あるの? ついでに枝野氏の内閣不信任案演説のことも。

敬愛するはてな村の先輩のわっとさん (id:watto) が、
今月も最寄駅前の「戦争はイヤだ!」集会に出てきたので少し遅くなったが写真を貼る - しいたげられたしいたけ
という記事で、月例の街頭集会に参加した様子を書いてらっしゃいます。

今回はわっとさんの記事に相乗りさせていただいて、街頭で政治的な意思表示をすることの意味と、民進党の枝野幸男氏による国会での「安倍内閣不信任決議案の趣旨説明」について書くことにします。

  • 街頭で政治的な意思表明なんて、なんでそんなダサいことを?
  • 街頭で意思表明をすることの積極的意義は「肌で時代の空気を感じる」ことにある
  • 民進党・枝野幸男氏の「安倍内閣不信任決議案の趣旨説明」で安倍政権の問題点が丸わかり
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オウム真理教: 村上春樹の寄稿記事と「アンダーグラウンド」をぜひ読んでほしいとぼくが思う理由

オウム真理教の教祖・麻原彰晃こと松本智津夫氏をはじめとする13人の死刑囚に対する「処刑」が、2018年7月に二回に分けて執行されました。

この件について、作家の村上春樹氏が毎日新聞に次の記事を寄稿しています。
村上春樹氏:寄稿 胸の中の鈍いおもり 事件終わっていない オウム13人死刑執行 - 毎日新聞

村上氏は「アンダーグラウンド」というノンフィクションの作品で地下鉄サリン事件の被害者や遺族のインタビューをまとめており、オウム事件の裁判の傍聴も続けてきました。

本稿では、村上氏の寄稿記事を紹介するとともに、オウム真理教事件がわたしたち国民の一人ひとりに問いかける問題について、今一度考えてみたいと思います。

  • 死刑という制度は必要なのか、生きて償いをするべきではないのか
  • 「師を誤らない」ためにはどうすればいいのか - 林泰男氏の場合
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著作権法を「絶対守らなくては」と思っているあなたへ - 法の恣意性についてちょろっと考えてみました

先日某所にて、著作権法で保護されているデータを私的なコピーとして「限定的」に公開したところ、id:typex2さんから、「それってまずいんじゃない」という意味のコメントをいただきました。

そこで今回は著作権の問題を題材に、さまざまな法規制と賢くつき合う方法を考えてみることにします。

  • 著作権法でも私的コピーは認められているという立場
  • 「善意から出た一言」がかえって著作権の侵害を引き起こすという奇妙なよじれ
  • cdのデータをコピーして友だちにあげたことはありませんか?
  • 法の恣意性と「法に魂を入れる」ことの意義
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アマゾンでおなじみの古本屋バリューブックスの話題から、本の未来と書店の行方を妄想してみました。


※事情により、この記事に対するブックマーク・コメントは非表示にしております。

ジモコロのナカノヒトミさんの記事
せどりから古本屋で年商16億円!? amazonでよく見る「バリューブックス」の正体 - イーアイデムの地元メディア「ジモコロ」
を読んで、

「おー、バリューブックス、たまたまこの間はじめてアマゾンでここから本を買ったけど、そんなにすごかったのか!!」

と軽く驚かせていただきました。

一日に二万冊の本が送られてきて、一万冊の本を販売、年商は16億円とか。

今日はそんなバリューブックスの話から、書籍や書店の未来について妄想してみたいと思います。

  • 本を買い取って売るだけじゃない。バリューブックスの付加価値的活動とは?
  • 本の未来と書店の行方はどうなるんでしょうね。
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「人語を解する猫」と「ニセ科学商法」と「批判という名のストレス発散」について

はてな匿名ダイアリーに投稿されたほんのイタズラ程度の短い書き込み
ニセ科学には怒り狂うけど「ネコは人語を解する」には寛容なはてなー
に330以上のブックマークがついているもので、今日も今日とて「ニセ科学」ネタで「ネット上での意見表明」というものについて考えてみようと思います。

  • 「猫は人語を解するのか」についての心理学的コーサツ
  • 「ニセ科学批判」という名の「ニセ科学商法批判」と社会正義の恣意性について
  • 「批判という名のストレス発散」にはもちろん存在意義がある
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