*魂の次元*

空間と時間と魂と。無限の次元でぼくらは遊ぶ。

働かないのが「悪」だなんて誰が決めたのさ - 「はたらかないで、たらふく食べたい」政治学者・栗原康さんの場合

今日もインターネット密林ジャングルにお集いのみなさま、元気にやってますかー。

ところで、あなたは、ひょっとして、

働かないのは「悪いことだ」

と、思ってませんか?

そう思って「いけない理由」もないのですが、どちらかと言えば、窮屈な考え方じゃないかなあ、と思いまして。

というわけで、今回は、政治学者・栗原康さんの著書「はたらかないで、たらふく食べたい」をネタにさせていただき、このページでは何度も現れるテーマ「働かなくてもいいじゃん」の変奏曲をお送りします。

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あなたの脳は11次元? ついでにカラパイアさんにちょっと一言

カラパイアという「不思議科学系」のサイトがあります。
そちらにこんな記事が出ていました。

多次元にもほどがある。人間の脳は最大11次元の構造を持つ可能性(代数的位相幾何学) : カラパイア

従来の数学をまったく新しいやり方で用いて、脳の構造を覗き込んだ神経科学者がいる。そして明らかになったのは、脳は最大11次元で動作する多次元幾何構造を持つということだ。

というのですから、何やら神秘的でおもしろそうな話に思えますが、さて、その実際はというと......。

この研究はスイスが主導するブルー・ブレイン・プロジェクトの一環として行なわれたもので、スーパーコンピュータを用いて、脳の機能を解明しようとするものです。

そこで使われた数学的手法は「代数的位相幾何学」だ*1というのですが、これは「グラフ理論」といったほうが適切でしょう。
そこで使われた数学的手法は「代数的位相幾何学」*2なのですが、ここでは「グラフ理論」と考えたほうが分かりやすいので、その範囲で説明します。

この研究では、

「ラットの脳の新皮質に11次元の動的な構造が見つかった」

というのですが、このときの「次元」は、「グラフ理論」においての「次元」を意味しますから、

「最大12個の神経細胞同士のすべてが互いにつながっている動的な構造が、ラットの脳の新皮質で見つかった」

という話であり、超弦理論や超重力理論の 10次元や11次元といった話とはまったく関係がありませんし、みなさんの頭の中で、高次元の不可思議な幾何学体が生成・消滅を繰り返して、人間の意識という神秘的現象が発生することが分かった、というわけでもありません。

あくまでも、「『わりと複雑なネットワーク』が脳の中で活動している」ことがコンピュータモデルで確かめられたといった程度の話です。

*1:原論文にもそのとおり書いてあります。Frontiers | Cliques of Neurons Bound into Cavities Provide a Missing Link between Structure and Function | Frontiers in Computational Neuroscience

*2:「脳の構造の次元」という部分に直接関係がないので読み飛ばしていたのですが、原論文 Frontiers | Cliques of Neurons Bound into Cavities Provide a Missing Link between Structure and Function | Frontiers in Computational Neuroscience にはキャヴィティについて記述があり、オイラー数やベッチ数を計算していますので、代数的位相幾何学ということで間違いないようです。id:egory_catさん、ご指摘ありがとうございました

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Q: ニッポンはなぜ全体主義を目指すのか - A: 昔日の栄光が懐かしいもので

ネギさんのこちらの記事、
政治:昔取った杵柄 - ネギ式
を見て、卓見だなと思いました。

日本の人は全体主義を好きか、というと、必ずしもそうではなく、たんに
「全体主義を(再)構築するためのノウハウが蓄積されている」
から、それを選んでしまうのだろう、という説です。

「昔とった杵柄」というわけです。

今回はこのネギさん説に触発されて、日本の将来についてつらつら考えてみようと思います。

  • ドイツはどこが日本と違うのか
  • どうにも残念な国ニッポン
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「凶暴な共謀罪法」から、「競争と協調」の話に論を進めてみましょうか

前回の記事、
最近のニッポンに何かとうんざりしている皆さんへ - いかにして「うんざり」を昇華させるか - *魂の次元*
に対してid:ad2217 さんより、次のようなコメントをいただきました。

投票はしてるけどね。関係ないように見えるだろうが、進化だって種間の競争よりも種内の競争が重要に思えるわけで。

「うんざり」してても、ちゃんと投票してる ad2217 さんは、すばらしいっ。

そして、「種間の競争より種内の競争」というお題をいただいてしまいました。

このお題はちょっと難しいので、勝手に話をずらさせていただいて、「競争も大事やけど、協調も大切なんとちゃう?」というような話を書いてみようと思います。

  • 繰り返し「囚人のジレンマ」ゲームと「協調」戦略
  • それなのになぜ、人は裏切り合いを続けるのか
  • 「親分・子分」の関係を越えるために
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最近のニッポンに何かとうんざりしている皆さんへ - いかにして「うんざり」を昇華させるか

前回の記事、
共謀罪法という名の「凶暴」な法律について考えてみたよ - *魂の次元*
に対してid:ad2217 さんより、次のようなコメントをいただきました。

国民と独立して政府が存在するわけではないので、政府にうんざりする時には同時に、国民にもうんざりしてしまうんですよ。

確かに、政府の現状にはいい加減「うんざり」させられますし、政府を「支持している」国民の「多数派」のみなさんに対しても「うんざり」したくなる気持ちは分かります。

けれども、その「うんざり」感こそが、現政権を支えてしまっているのではないか。

そして、その「うんざり」を、現状を変えるためのエネルギーに昇華することはできないのか。

今日はそんなことをつらつらと考えてみます。

  • 「政治不信」こそが「うんざり政権」の支持基盤ですので、ぜひ選挙には行きましょう
  • 選挙に行っても変わらない現実を前に、とにかく動いてみよう
  • あらためて、「政府」や「国民」にうんざりしてしまうあなたに
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共謀罪法という名の「凶暴」な法律について考えてみたよ

みなさん、こんにちわ。

2017年6月15日は、いわゆる「共謀罪法」が成立した日として、戦後ニッポンの歴史の一つの転回点になったと思われます。

そこで。

改めまして「共謀罪法」の問題点を簡単に説明するとともに、今後の総天然色全体主義国家ニッポンを生きるヒントを考えてみたいと思います。

  • 共謀罪法のどこが「凶暴」なのか
  • 共謀罪法が通ったからといって、それだけで社会が突然「治安維持法の世界」に変わるわけではない
  • 雨の日も嵐の日も、雪の日も吹雪の日も、日々是好日
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あなたの魂は何次元? 時空の四次元以外にも、いっぱい次元はあるという話

このweblogのタイトルは「*魂の次元*」となっていますが、今までその説明をしたことがなかったので、今日はちょっとその話をしようと思います。

ぼくたちが住んでいるこの世界は、縦・横・高さの三次元に、過去から未来へ流れる時間の次元を合わせて四次元の世界ということになっています。

これは物理的な時空間の話ですね。

ぼくたち人間は、しかし、ただ物理的な存在ではありません。

物理的というよりは、生物的な存在ですし、それ以上に、心理的な存在であると言えます。

そこで、物理的な時空の四次元に加えて、心理的な次元というものを考えることで、別の視点が得られたら面白いんじゃないかなぁ、というところから、「魂の次元」ということを考えてみたのです。

  *  *  *

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