*魂の次元*

せっかく生まれてきたんだから、自由に楽しく生きようじゃないですか。

日大アメフト部による傷害事件を肴に、日本社会に見られる集団指向の問題点でもちょっと考えてみよっかな

日本大学アメリカンフットボール部でラインバッカーをつとめる選手が、関西学院大学のクォーターバックをつとめる選手に、「悪質」な反則行為によって傷害を追わせた事件が、世間を騒がせています。

傷害行為を行なってしまった日大選手は当然罪をつぐなう必要がありますが、傷害行為を示唆したと疑われるコーチや前部長、ひいては、その前部長の任命者である日大の経営陣にも重大な責任があることは明らかと言えましょう。

さらに言えば、この事件からは、日大のそのような体質を許してしまう日本社会全体の持つ非民主的な性格についても思いを巡らす必要を感じます。

そこで、女子レスリング界におけるパワハラ問題や、TOKIOメンバーによる強制わいせつなど、どこか似たようなにおいのする事件が世間を騒がせ続ける今日この頃の、日本が抱える息苦しさについて、この記事ではちょろっと書いてみることにしましょう。

  • 日大選手によると、事件は
  • それに比べて、前部長とコーチ、そして日大経営陣の態度はと言えば
  • 一人の人間が負傷し、一人の若者の未来が閉ざされたとすれば、確かにそれは大きな事件なのですけれども
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「科学重視派」の皆さんがホメオパシーやEM菌などの代替医療を「安易に批判すること」の有害性について再び、それから「プラシーボの素晴らしい効果」についても少しばかり

ホメオパシーやEM菌などの代替医療について、それが非科学的であることを理由として批判する方々を、ネット上では時折り見かけます。

科学的な考え方の啓蒙という意味では、これらの「批判」にも社会的な意義はありえるのですが、多くのそうした「批判」は心理学的な意味での「否認」の域を出ないものであり、社会的には有効であるというよりも有害性の方が高いであろうことを以下簡単に述べます。

また、プラシーボ効果と自然治癒力についても一言書きます。

  • 非科学的な「思考の枠組み」を「否定」することは社会の「健全性」を損なう
  • みんなプラシーボ効果の凄さを知らないと思うから、意志と暗示による自然治癒力のこともからめて少し書いとくね
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TOKIO山口達也氏の「強制わいせつ」と「アルコール依存」を巡って

国民的アイドルグループTOKIOのベーシスト山口達也氏が、酒に酔って、未成年の女性知人を自宅に呼び、無理やりキスをした事件が世間を騒がせています。

山口氏は今年46歳。「いい大人が何をやってるんだ」というのが「常識」的な反応のようです。

この記事では、この事件についてあれこれ感想を書いてみたいと思います。

  • 第一に被害者の方の安全、次に山口氏の「弱さの問題」と「病状の回復」を考えたい
  • 芸能人が起こした「女と酒」の事件についてのいくつかの考察
    • サーカスとしての報道について
    • 依存症について
    • 山口氏には同情あるのみ
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[ネタバレあり]技巧派の作家が紡ぎ出す「言葉の網の目」に捉えられた12の愛の形 -- イタロ・カルヴィーノ『むずかしい愛』

  • 短編「ある写真家の冒険」
  • 短篇集『むずかしい愛』
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〈歴史の常識〉に挑戦する変格トンデモ・ミステリ「邪馬台国はどこですか?」をキミは読んだか!?

あなたは「ミステリ」って一体どういう小説のことをいうと思いますか?

のっけから唐突な質問で恐縮です。

鯨統一郎の連作短編小説集「邪馬台国はどこですか?」に狂言回し役として登場する気鋭の歴史学者・早乙女静香なら、

「それに答えるには上下二巻の本を書く必要があるわ」

という答えが返ってくるところでしょうが、ここではクールで常識を超えた主人公・宮田六郎を真似て言うことにして、

「ミステリとは謎解き小説のことさ」

とでもしておきましょう。

なぜそんな話をしているのかというと、「邪馬台国はどこですか?」というとぼけたタイトルを持つこの短篇小説集は、創元推理文庫から出版されているにも関わらず、常識的には到底ミステリとも推理小説とも呼びようのない奇妙奇天烈な作品だからです。

この作品の舞台は「スリーバレー」という名の小さなバー。そこで在野の歴史学者・宮田六郎が、常識に挑戦する突拍子もない奇説を展開して、ほかの三人の登場人物を煙に巻く、というのが全編を通して共通する単純明快なパターンの短篇集なのです。

日本古代史が専門の大学教授・三谷敦彦は落ち着いた聞き手役、お人好しでちょっとおとぼけのバーテン松永は、宮田の奇説に納得する役回り、そして気鋭の若き歴史学者・早乙女静香の毒舌全開の突っ込みが話を盛り上げます。

というわけで、この「人も死ななければ、事件も起きない」不思議なミステリについて、これから「できる限りネタバレ無し」で紹介してみたいと思います。
(内容について触れるだけで、一種のネタバレになりますので、各短編タイトルから分かる以上のことは、極力触れないようにしております)

  • 収録短編を一挙紹介!
  • 小説としての面白さと限界について一言。特に女性の読者の方への注意点
  • 「悟りを開いたのはいつですか?」については、こちらの記事もどうぞ
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絶対あきらめない。だけど、がんばったりもしない。

言葉が生きてるのは知ってる?

ぼくはこの言葉が、誰かに届くことを信じて書いている。

だって、言葉は生き物なんだから。

この十本の指先から生まれた、確かに命を持つ不思議な生き物たちが、今きみの心に働きかけているのが、ぼくには見えるんだ。

そして同時に、こうして生まれるせっかくの命も、きみ以外の多くのヒトたちにとっては、ただの雑音でしかなくて、わざわざ注意を払うほどの価値を持たないことだって、よーく分かってるのさ。

だからこれは、ほかの誰に宛てたわけでもない、ただ、きみだけのために綴られた〈孤独の伝言〉ってわけなんだ。

  • 言葉が生きてるのは知ってる?
  • あきらめないって、どういうことだと思う?
  • がんばりすぎてないって、自信を持って言える?
  • あきらめと頑張りの間で振り子は揺れ続けるのかもね。
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女と男に違いがあるのは当然? - 女の子に大人気のアニメ「プリキュア」製作者のこの話には全身が震えました

男女平等が行きすぎて、

  • 女も男もなんでも同じようにやらなければならない

というようなことを言う人がときどきいて、それは少しおかしな話に思えます。

女性と男性には、身体的にも、心理的にも大きな違いがあり、一般的に言って、女性が向く仕事や、男性が向く仕事、という区別がありうるからです。

もちろんこれは一般的な区別であって、「女性が向く仕事」に向く男性もいますし、その逆もありますから、「この仕事は女性のもの、この仕事は男性のもの」というような決めつけはよくありません。

また、「男性に比べて女性は劣っている」という偏見も根強く残っていますから、この点については、わたしたちはまだまだ認識を改める余地があるでしょう。

こうした男女問題や女性の社会参加の問題について、言葉によって論じることも大切なことですが、アニメというエンターテイメントの分野にもこのテーマを盛り込んだ作品があります。

今回は朝日新聞のこちらの記事
男女に差なんて、ない プリキュア生みの親、秘めた信念:朝日新聞デジタル
を参照させていただき、女の子に大人気アニメ「プリキュア」シリーズの初代プロデューサー・鷲尾天さんの言葉を紹介し、アニメに代表されるサブカルチャーと女性の社会参加の関係を肴に書いてみようと思います。

  • 「女の子がりりしく、自分の足で地に立つことが一番」
  • 企画書に書いたコンセプトは「女の子だって暴れたい!」
  • 男は火星人、女は金星人
  • 「男女平等社会」を作り出すサブカルチャーの力
  • [追記] プリキュアの最近の作品についての疑問
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