*魂の次元*

空間と時間と魂と。無限の次元でぼくらは遊ぶ。

パクリと模倣とオマージュと - 村上春樹氏をネタに使わせてもらって

wattoさんの記事、
[自炊の余禄]創作を推進する最重要エネルギーの一つはパクリじゃないかということ(その1) - しいたげられたしいたけ
と、そこについたブックマークコメントがなかなか面白かったので相乗りさせていただきます。

題して「創作における模倣問題」。

見出しはこんな感じです。

  • 創作に模倣はつきものだよね
  • 模倣とパクリの違いはどこに?
  • 模倣に寛容なのはアジア的文化?
  • オマージュは模倣ではないし、ましてパクリではない
  • インスパイアされるということ
  • おまけ、「創作ができる人」と「できない人」の違い
  • [追記]デレク・ハートフィールドのモデルはロバート・E・ハワードだったのか
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文化の盗用とランクの乱用に関するお詫び

前の記事
文化の盗用問題と経済的支配構造、あるいは、中心と周辺、そしてランクという概念について - *魂の次元*
において、「おかしな日本語」を使ったことについて、マミーさん(id:mamichansan)から次のようなご指摘をいただきました。

なぜ関西弁に廓言葉が含まれているのか…そういうのが大阪人としてはちょっと傷つく。

http://b.hatena.ne.jp/entry/347374030/comment/mamichansan

ぼくの書いたケーハクな文章によって、不愉快な気持ちにさせてしまったこと、誠に申し訳ありません。

と同時に、日本文化音痴のぼくがよく調べもせずに書いた表現に、東の「廓言葉」が含まれていることをご指摘いただいたことは、大変ありがたく思っております。

「大阪と東京」という地域文化の間の「優位性=ランク」の問題だけでなく、「女と男」という性別の違いの「ランク」についても無自覚なまま、いい加減な言葉使いをすることで、二重の意味で「文化の盗用」と「ランクの乱用」という間違いをしでかしたことは、まったく面目ない話です。

まー、ぼくという人間は、そんなようなアホウなやからにすぎませんので、頭で理解したつもりになっていただけだった「文化の盗用」や「ランクの乱用」という問題を、こういう場を通して勉強させていただいており、今後は多少ともまともな文章を書いていけるように努力いたしますので、今回の不始末につきましては、ご寛恕いただければ幸いです。

ちなみに、id:tztさんからは、

文化なんて盗み盗まれ豊かになってくもんだろう。文化の盗用おおいに結構。みんな積極的に盗用してこうな。

http://b.hatena.ne.jp/entry/347374030/comment/tzt

というコメントをいただいており、ぼくの中のケーハクな部分は、大いに納得してしまったりもするのですが、現実に「盗用」が人を傷つけることを考えれば、よくよく考えた上での「盗用」であっても、問題が生じうることを理解してからでなければ、「盗用」のおすすめはできないなと、改めて考える次第です。

てなわけで、みなさん、ナマステジーっ。

文化の盗用問題と経済的支配構造、あるいは、中心と周辺、そしてランクという概念について

アメリカのファッションモデル、カーリー・クロスさんが日本の「芸者風」の衣装で撮った写真がファッション誌「ヴォーグ」に掲載されたことについて、これが「文化の盗用」として批判され、カーリーさんはTwitter上で謝罪したことが報道されています。
カーリー・クロスが炎上謝罪 日本文化を盗用と指摘、米VOGUE誌で「芸者スタイル」披露

アメリカの人たちが気にしている「文化の盗用」って何なんでしょうか?

そして、どうして、白人女性モデルが「芸者風」の格好をするのが問題になるのでしょうか?

「人種差別と経済的支配」という視点を通して、日本においてこの問題がどんな意味を持つのか、少しばかり考えてみます。

  • 「文化の盗用」は、文化的多数派が少数派の文化的スタイルを不用意に用いることから生じる
  • アメリカにおける人種差別との関連
  • 日本においての先住民族問題との関連
  • 中心と周辺という視点
  • ランクと経済的支配構造の問題
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英語を上達したければ、アルコールを飲もう!?

英語が上達できずに悩んでいる百万人のみなさんに朗報(!?)です。

イギリスとオランダの大学の研究者の共同研究によって、

「適度にアルコールを摂取すると外国語を話す能力が向上する」

という結果が得られたというのです。

「英語を上達するために、どんどんアルコールを飲もう!!」

という話ではありませんが、この研究結果からどんなことが言えるのか、ちょっと考えて見ることにしましょう。

  • 適度のアルコールで外国語初心者の話す能力、特に発音が向上
  • 適度な飲酒で発話能力が上がるのは当たり前?
  • 飲酒で会話能力が向上? いいえ、リラックスによって向上するのです。
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いくつかのバズ、そして「否定コメント」への対処法の話

今日の記事の見出しはこんな感じです。

  • 一記事、閲覧数壱万を超えた話
  • はてなトップ30に載った話
  • 「暴行OKな日本」から、否定コメントへの対処法の話
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やっぱり「科学原理主義」は怖いと思いました - あるいは、「人の信仰心を軽んじる」表現への違和感

f:id:suganokei:20170924195305j:plain
産婦人科医の佐藤ナツさん(http://twitter.com/tabitora1013) の記事、
じわじわとスピリチュアルに侵食されていく私たち
を見て、とても悲しい気持ちになりました。

佐藤さんに悪気がないのは分かります。

しかし、

  • 「出産」に象徴される自分の人生に向かい合い、多数派の人生とは違う、自分なりの人生を生きようとしている人たちの一部を、「非科学的である」ことを理由に「素っ頓狂」という言葉で切り捨てている点や、
  • 「カウンセリング」の内実もよくご存知でないようなのに、公的な認可システムが整備されていないということだけを根拠に、「カウンセラー」という職業自体が「怪しい商売」であるかのように述べている点は、

「スピリチュアル」という価値観に対して、冷静に問題を指摘するような文章構成になっていながら、実際は、人の「信仰」心を否定し、感情的な「攻撃」をしているだけとしか読めなかったのです。

なお、この記事では問題点の指摘にとどめ、具体的な説明や、参照資料などは示しません。興味のある方はご自分でお調べください。

こちらが今回の見出しです。

  • 会陰切開や陣痛促進剤は必要なのか?
  • 「子宮系」その他の「信仰」について
  • カウンセラー「全否定」への疑問
  • なぜ「標準医療」でカウンセリングができないのか?
  • 「金儲けスピ系」という「レッテル貼り」の問題
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[福島第一事故の放射線による健康被害が存在しないと思っている方は読まないでください]日本学術会議の報告は「福島(第一の事故)で次世代に放射線被曝の影響は考えられない」とは言っていない - SYNODOS掲載の服部美咲氏による『福島第一事故に関する日本学術会議の「合意」についての記事』への疑問

慶応大学文学部出身のフリーライター服部美咲氏*1による SYNODOS に掲載された記事(以下「服部9.19」と書きます)
「福島で次世代に放射線被曝の影響は考えられない」ということ――日本学術会議の「合意」を読みとく / 服部美咲 / フリーライター | SYNODOS -シノドス-
を見て、とてもびっくりしました。

「服部9.19」のタイトルによると、日本学術会議が

「福島(第一の事故)で次世代に放射線被曝の影響は考えられない」

という報告を出したというのですから、日本の医学界の主流派が、科学者としての良心を捨てて、片寄った政治団体となってしまったのかと、目を疑いました。

けれども、報告書を実際に読んでみると、「服部9.19」の解釈は誤読ではないかという疑問が浮かびました。

「服部9.19」による学術会議の報告についての解釈には、様々な疑問点がありますが、この記事では、

  • 日本学術会議の報告は「福島(第一の事故)で次世代に放射線被曝の影響は考えられない」とは言っていない

ということについてのみ説明します。

  • 「服部9.19」への疑問
  • 日本学術会議『9.1報告』への疑問
  • 追記: 『9.1報告』について細かい論評がこちらにあります

*1:出身はhttp://drive.media/posts/6404による

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